NPO法人若葉ネットワークが、2月11日、血液検査の数値の読み方と病気の関係についての勉強会を開き、50名を超える参加者が集まるなど、関心の高さがうかがえた。「知っておきたいあなたの血液検査(一般入門編)」と題し、ゲストスピーカーにファミリーナースプラクティショナーの中村誠一氏を招き行われた。 CBC(血算)、CMP(生化学)、TSH(甲状腺検査)など数値の読み方と病気の関係を、中村氏自らの検査結果を紹介しながら解説。「検査結果に影響を及ばすため、約10時間以内の食事は控えること」「過去の血液検査のデータは、自分自身でも持っておくこと。なぜなら以前から異常があったか、急激に異常となったかの目安となる」「検査結果に“H”と記載があると基準値が高い、“L”だと低い」など、わかりやすく説明した。各内臓機能の働きと役割、機能障害が起きるとどうなるかなど、約60分に渡って解説。気になる新型コロナウィルスについても説明を行った。プログラム後の質疑応答では参加者からの質問が途切れることがなく、予定時間を大幅に超えて終了した。
中村氏が勤務するミニッツクリニックはインフルエンザのテスト、風邪、膀胱炎、中耳炎など“軽度”の診察や治療が受診可能。「主治医の予約がすぐに取れない」などの場合の“つなぎ医療”で助かるウォークインクリニックで、ロングスドラッグスワイキキ店やカハラモール店、モイリイリ店などにある。保険未加入の場合でも比較的安価で対応してもらえるとのこと。気になる方は相談を。
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若葉勉強会、次回は本日3月10日(火)14時から、「シニアのためのやさしいスマホ」を予定。お申込みお問い合わせは若葉ネットワーク電話808-352-2631まで日本語で。
(取材・文 鶴丸貴敏)
(日刊サン 2020.3.10)