司法省の特別捜査官は21日、ラスベガスからハワイを訪れたの34歳の女性と、オーストラリアのシドニーからの旅行者で33歳の男性を、ハワイ州外からの渡航者(ハワイ州居住者を含む)に対し義務付けた14日間の自己検疫違反で逮捕したと発表。男性はオーストラリア国籍であるため、当局はオーストラリア大使館に逮捕を通告した。
2人は宿泊先であるレイロー・ワイキキ・ホテル支配人からの通告によって逮捕されたが、それぞれが、州が規定した到着後14日間の自己検疫法に違反し、ホテルの部屋から出た上でその模様をインスタグラムに投稿。それを知り激怒した市民に通報された後、司法省の特別捜査官がホテルのスタッフに事情聴取を行い、2人が4月15日に到着した日から20日までの間、ホテルの部屋からの外出を繰り返していたことを示す記録を入手したとして、ともに21日午前8時45分に逮捕。その後、検疫期間を終えるためにホテルに戻された。
ハワイ州観光局によると先週末からハワイへの到着人数が増加傾向にあり、20日にはオアフ島には444名が到着したと発表している。