先月25日、2015年ラグビー日本代表の山田章仁選手が、マッキンリー・ハイスクール運動場でホノルル在住の少年少女たち11人にラグビー・クリニックを開催。パス、キック、タックル、そしてステップの4つの基本を指導した。
山田選手は5歳からラグビーをはじめ、7人制日本代表、U19、U23日本代表、日本選抜、慶応大学卒業後、ホンダ、パナソニックに所属し、2015年のワールドカップに日本代表として出場。サモア戦では伝説のトライを決めた。
現在もNTTコミュニケーションズラグビー部シャイニングアークスで現役として活躍する選手だ。今回は、特別に開かれたケイキクリニック。ラグビー経験のない子どもたちに、初歩のパスから、キック、怪我をしないタックルの方法などをアドバイスした。
山田選手は「これまでラグビーを辞めたいと思ったことが一度もなく、いまでも楽しくてしかたがない。子どもたちにこのラグビーの素晴らしさや楽しさをいつか指導する機会があれば、と思っていたので、今回は自分自身もとても楽しみにしていました」と語ってくれた。
そしてこの日はクリスマス直前ということもあり、クリニック後に山田選手は自ら用意したサンタハットをかぶり、子どもたちにサインボールをプレゼント。思いもよらないサプライズとプレゼントに子どもたちは大喜びだった。
(取材・文 鶴丸貴敏)
(日刊サン 2020.1.16)