想定外
この4月から私の初孫は中学2年生へ進級しました。しかし、コロナ禍にいきなり突入してしまった2020年の春の幕開きでした。4月7日に緊急事態宣言が発令され、学校も一時休校となり沢山の課題が段ボール箱で自宅に送られて来ました。
休校中、学校の薦めで、リモート授業にて海外の先生から英会話レッスンが開始されたのは5月13日でした(6月1日からは隔日登校となりました)。
初めての授業はフィリピン人の若い男性の先生。画面の背景には自然の緑がいっぱい。コケコッコーという鶏の声も画面から聞こえて、浅草生まれ浅草育ちの孫には、その光景がとても新鮮な驚きだったそうです。
英会話が始まる頃には、娘もなんとか息子のリモート授業のヘルプに駆けつけるように心がけているとか。
過日、娘が来る前に授業が始まり、画面に現れた女性の先生は、地球の向こう側のジャマイカ人でした。孫は、その先生がサングラスをかけて現れたのにまずはドッキリ。次に、Hello, nice to meet you, How are you? との先生から質問が始まり、孫が、I am fine thank you, How about you? と言うと、なんと、先生の返事は、I am tired, so tiered.と答えたというのです。孫は今まで学校では習ってこなかったジャマイカ人の先生の返答に、どうしよう? とビックリで、しどろもどろしていると、Let’s start our lesson…と開始になった様です。
それ以来リモートクラスの先生はフィリピンの男性を選択したものの、リモートレッスンは辞めたいとぼやいていた孫でしたが、6月19日から学校が通常登校再開すると、英語のライブ授業が随分と以前より分かる様になり、リモート授業をもう少し続ける気になったそうです。
リモート授業のお蔭で想定外な経験をした事は、孫にとってあらたなグローバルな社会勉強になったと思います。
Withコロナ禍の今。未曾有のパンデミックの中で、色々な不便と、皆が向かい合いつつ暮らしているかと思います。感染防止策の自粛を続ければ経済が疲弊してしまう。こういう難しい現状での願いは、治療薬にもなるワクチン投与の早期スタートの筈です。が、ワクチンの使用には「急がば回れ」で、十分な検討が必要と述べている専門家も日本ではいます。
ウイルスはネガティブな感情に入り込みやすいという説もあるようです。反対に、ポジティブな感情は免疫力を高めてくれるとか。免疫力は「笑いが強めてくれる」そうです。
想定外の困難時にも、人間が保持している貴重な力の「笑う力」で生き抜けるように踏ん張りたいものですね~。ユーモラスな写真などを眺めて笑うだけでも免疫力はアップすると言われているようです。
ハワイ留学へ 60代からのユルユラAloha留学 No.93
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年 「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用。
1987〜89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当。
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設。
1997〜2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞。
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞。
2003年 東京に工房・オフィスを開設。
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞。
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選。
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学。
2015年1月17日、卒業