風の時代
2015年に私がホノルル留学から大急ぎの帰国と成りました訳は、娘の出産の無事を願ってでした。この時に誕生した女の子は、今年の4月に小学1年生になりました。ゴールデンウィークが過ぎてから、「学校へ行きたくない。勉強面白くない」と朝の登校前にぐずることがあり娘が案じています。
五月病?かしらと私は思ってしまいました。5月のゴールデンウィーク明け頃から新人社員や新入生などが理由不明確な体や心の不調が起きることが多いので、「五月病」という名称が付いたとか。
小学校の勉強は、人生の土台作りのような基本の「学び」と思いますので、何とか小学一年生の孫が学校の学びに興味を持ってくれると良いな~、と祖母の私は願っています。そして、人生のどんな風も、しなやかに受け止めつつ成長過程で様々な課題も出てくるでしょう其々の時代を生きて抜いていってもらいたいです。
占いの風水では、240年続いた地の時代が終わりを告げ、2020年12月23日から、次の240年は風の時代到来と言われているそうです。【地】は物質主義・学歴主義・権威・上下関係が主流となる時代で、【風】は情報・思考・拡散・横つながり・知性が重んじられる時代になるはずとか。“風”の時代になると、肩書きやブランド力に頼る働き方は通用しづらくなるとの説を何人かの方から聞きました。
染色家で読書家の友人に、「“風の時代”になるという話を知っていましたか?」と聞きましたら、「もちろん、知っていたわよ。だから、コロナ禍になっても全く驚かなかったし、カルチャー教室の講師を去年までで全て終わらせたのよ」とさらっと言った彼女。
風の時代の到来話など全く知らなかった私はビックリ。彼女は「地位や名誉やブランドを追いかけるような人ではない私には、生き易い時代が来ると思っているのよ」とも。コロナ禍は大きな時代のうねりのひとつと捉えているそうで、来るべきものがこのようなパンデミックの形でやって来たと感じているそうです。
もう人前に出て講師をすることはないので、「髪の毛染めも止めてほぼ白髪に近くなってきたけど自然体で楽よ」との電話越しの声に、なる程と共感も覚えました。
241年前の1780年の冬はニューヨーク湾が凍結し、マンハッタンからスタテンアイランドへ歩いて渡ることが可能であった小氷期時代、とネットに記されています。そんな凍てつく時代でも人々は生存し続けてきたのです。若い世代の地球温暖化問題へ真剣に取り組もうとしている姿に、心からエールを送ります。
ハワイ留学へ 60代からのユルユラAloha留学 No.103
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓