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【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】私もコロナにかかりました!
11月16日に、喉がひどく痛くなり、もしやコロナかしら?と 近くの総合病院へ行きましたら、すぐに隔離箇所へ案内されて抗原検査を受けることになりました。10分くらい待ち、「間違いなくコロナです。解熱剤と痛み止めを処方しますから、自宅で休養してください」と告げられました。
「東京都保険所にはこちらから連絡をします。自宅待機支援食料は同居人の息子さん分が5日間でコロナ患者本人用は1週間分を用事して早急に配達されます」と、看護婦さんに伝えられ、無事帰宅しました。
届いた食料は、ダンボール箱ふたつ。非常食がいろいろ沢山入っていました。カップラーメンにスパゲッティーの麺とミートソース各種、勿論おかゆパックも入っていました。それに、さばの缶詰や果物の缶詰まで。
私の熱は初日にあれよあれよと言う間に39度に。でも薬の服用でやがて平熱近くに下がってきました。3日目からは、咳と痰が辛くなり追加の薬をお願いしました。ヒヤヒヤでしたが1週間を過ぎると少しずつ楽になりました。
しかしながら、2週間目になってもすぐに横になって寝てしまいたい倦怠感が続き、家の中のゴミは増えるし洗濯物も増えるし、気になっても息子は平気な様子で片付けの手伝いもしてくれない姿にイライラが日増しに膨らみ、精神的にもくたくたになってきました。
なんとか養生をしている間に12月に。12月は師走。1年の締めくくりの月。普段掃除を怠っている所も念入りに掃除をして新年を爽やかに迎えるために隅々まで片づけをして、おせちの準備を始めて、年賀状を書いて、海外の友にはクリスマスカードを送って。31日の年越しには私の手作りのおせち料理が出来上がり……。
おせちの中のレンコンを孫たちに見せて、「この穴に意味があるのよ。この穴から向こうが見えるから、先行きが明るくなると昔から言われているのよ」などと、みんなに喜んでくれるおせち料理を作るのを、何より楽しみにしてた私でしたのにぃ~!
私の机の上には、2つの訓示を貼ってあります。
『欲少なく足るを知る』『苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし』。
欲は出さずに、掃除もおせちも今年は諦めようかと思いつつあります。
今年も私の稚拙なコラムへのご拝読をありがとうございました。来年も他愛もないけどちょっと笑えそうな小話を日本から送れますようにと願っております。
皆さまも、どうぞ、良い新年をお迎えくださいますように心よりお祈り申し上げます。
これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.121
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓