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【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】ゴールデン・トリップ
10年ほど前に入会した趣味人クラブのアウトドア会で、モロカイ島とハワイ島へ行くという企画に、心が大いに惹かれました。現在73歳で且つアウトドア初心者である私ですが、2014年にほぼ1年ホノルルのハワイマッサージアカデミーに留学をしていた滞米経験を、企画の管理人に考慮していただき、参加させてもらえました。
モロカイ島へはホノルル空港からMokulele航空の10人が定員のプロペラ機で。最前列に座れた私の目の前は操縦席。キャプテンの横顔は20代らしきフレッシュマンです。低空飛行のため窓からは青い海の色のグラデーションに感動し、40分ほどのフライトで到着した空港は小さなローカル空港でした。
レンタカーで目的地のリゾートコンドミニアムに着くと、オフィスには、土日クローズの札がかけてあり、到着日が土曜日でしたのでドッキリ! 建物のどこかに入れればWi-Fiも拾えたはずですが、連絡先へ電話も繋がりません。もう一度飛行場へ戻り、売店の女性が連絡先の管理会社へ電話をしてくれ、困っているお客さんがいるから飛行場まで迎えに来て、と、なんとか交渉してもらいました。
10分後くらいにジープに乗った女性が来て、コンドミニアムまで案内をしてくれて無事に鍵を開けてくれました。そこの鍵の開け方が複雑で、彼女なしでは、とても入れなかったとホット胸をなでおろしました。お部屋はとても素敵で、広いお庭にはプールもあり、その先には果てしない青い海の景色…。
町のスーパーへ夜のバーベキューの材料の買い出しに、そしてサンセットを見にドライブに出かけました。雲ひとつない素晴らしいオレンジ色のサンセット、後ろを振り向くとさっき見た太陽と同じくらいの大きさの白いお月さま。奇跡的な自然の不思議に胸が打たれました。7月の満月はBUCK MOON(バックムーン)と呼ばれているとか。
翌日はハワイ島に、早めに噴火口が見られる場所へ行きました。真っ赤な小さなマグマと白い煙を見られました。そして自然の温泉プールへ。木の茂ったあたりに隠れ家のように生まれた天然温泉も。岩から暖かさが伝わってくるなんとも不思議なミネラルがたっぷりな温泉に感動。その場所は「ペレの涙」と名付けられていると聞かされ、神聖な空気がより一層漂っている気がしてきました。
ハワイ島でも素晴らしいサンセットが見られました。岩場の多い水辺で、私は、初めて水中眼鏡をつけて美しい水の中を観察。小さなお魚の中に黄色がキラキラ光るゴールデンフィシュもたくさん、まさに73歳のゴールデン・トリップに思えました。
これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.128
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓