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アラ古希からのユルユラAlohaマインド

スマイル

スマイル

 昨夜のテレビ番組で、「再び人気! 相田みつを元気の出る詩」という番組を見ました。書家であり詩人の相田みつをさんは1991年、脳内出血で67歳にて急逝。死後数年してから彼の詩は爆発的にヒット。きっかけは、美空ひばりさんの自伝の中で、“つまづいたって いいじゃないの 人間だもの”という詩が紹介されたことからでした。

 番組で、91歳になる相田さんの妻千江さんは「別れたいと思った事は何度もありました。この人と一緒にいてもしょうがないと思って」と告白。しかし、二人を繋ぎ止めていた夫婦の秘話も。「いくつになっても夜中でも何でも話し合いました。こういう歌を詠んだんだけどどう?とか」と。千江さんが一番好きな詩は、“ただいるだけで あなたがそこに ただいるだけで その場の空気が あかるくなる あなたがそこに ただいるだけで みんなのこころが やすらぐ そんな あなたにわたしも なりたい”という詩。自分のことを詠っていると思えたという千江さん。

 2014年、54歳で私は離婚をし、先行きの見えない不安を抱え子供たちのいる東京へ上京。そんな時に知った相田みつをさんの「しあわせはいつも自分のこころがきめる」という言葉に心をうたれました。「相田みつを 肩書きの無い 人生」という本の中の「いのちの根」という詩も好きになりました。“なみだをこらえて かなしみにたえるとき ぐちをいわずに くるしみにたえるとき いいわけをしないで だまって批判にたえるとき いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき あなたの眼の色が ふかくなり いのちの根が ふかくなる”。

 詩の後に、息子さんの相田一人さんの説明が記されてありました。「私は考えるのです。幸せな体験、あるいは成功した体験、そういうものも、いのちの根を育てないわけはないはずです。なのに、そうではない反対の体験のほうが根を深くする。それが人生の不思議というものなのです」

 今は新型コロナウイルス感染症で世界中が大変なことに……。だからこそ、相田みつをさんの言葉が人々の胸に響いているような気がします。

 リーマンショックの後の社会不安を取り上げたテレビ番組の中で、たくさんのお札がヒラヒラパラパラと空へ舞い上がっていくシーンの中で流れていた曲のメロディーが忘れられません。その曲の名は、“Smile”。チャップリンの映画“モダン・タイムズ”で使われた曲。

 That’s the time you must keep on trying Smile, what’s the use of crying You’ll find that life is still worth while If you just smile

 “もう少し頑張ろう、笑ってみよう、涙よサラバね 人生にはきっとまだ惹かれるものがあるはずだから…”

 そんなSmileのメロディーが懐かしく思い出されました。

  ハワイ留学へ 60代からのユルユラAloha留学 No.90

蒼井 絹子

北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。 

1984年 「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用。 

1987〜89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当。 

1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設。 

1997〜2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞。 

2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞。 

2003年 東京に工房・オフィスを開設。 

2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞。 

2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選。 

2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学。 

2015年1月17日、卒業

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