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【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】一年の計は元旦にあり
皆様、あけましておめでとうございます。
今年が、皆様にとりまして、素敵な一年になります事をご祈念申し上げます。
私は、昨年の年賀状に本年を持ちまして卒業に。と最後に記させて頂きました。その為か、今年の元旦に拝受しました年賀状は10枚位でした。
その中に、昨年は喪中と知って出さなかった友達の一枚がありました。
彼女は故郷に住む旧知の友。昨年、用事で故郷を訪ねました折に、彼女が「是非一人暮らしになった自分の住まいに泊まりにきて」とのお言葉に甘えてしまいました。ご主人を亡くされる数年前に大きな邸宅からコンパクトマンションへ引っ越しを完了。
旧宅には、素晴らしいお茶室もありました。今のマンションのリビングの一角には、イサムノグチ風の和紙の素敵なカバーが置かれてあり、なんとそのカバーを開けると、そこにお茶道具一式が置かれていました。茶室替わりのその一角から彼女のさりげないセンスの良さが漂っていました。
彼女の今年の年賀状に、「また、泊りに来てね」と書かれてあり、つい電話をしてしまいました。彼女曰く、ご主人を亡くされてとても淋しい思いに落ち込むことがあるけど、家を綺麗にして、友達を誘い、お泊りできる部屋も準備しておくと、自然にお泊り友達もできて心が和むようになったそうです。
私の住まいは、次男と2人住まいというのに、私の若かりし頃は仕事優先で子供の躾への気配りを逸してしまいました。今もなお、ふと思い出すのですが、息子が小学一年生の頃私が仕事から戻るとすぐに絵本を持ってきて、「読んで」とおねだりしても「ママは今とても疲れているから少し休ませて」とソファーに横になり、その後、次男のおねだりは一度も続かなかったのです。子供の芽をあの時自分は伸ばせなった事が時折悔やまれます。74歳の私は、いまだに老婆家政婦の手抜き掃除をする羽目になったのかもと感じます。
自分の部屋とて、ごちゃごちゃのまま。自分の趣味の道具がリビングまで場所を占領してしまい、息子に注意が出来る母の姿はカケラもナシ!!!
故郷の友は一つ買ったら一つ捨てる事を心がけているとの事。私は、あるはずのものも出てこなくなり、結局、また同じものを買ってしい、家はガラクタが増えるばかり。
彼女の話を聞き、私も友達に遊びに来てもらうことが可能なくらいに整理整頓したい、と切望しました。
今年は、人を招くことが出来るくらいに家を常に整理する事を、私の元旦の計にしたいものです。
これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.134
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓