ウイスコンシンで独り言 もう5年の月日が
ハワイを去って、ウイスコンシンに住み始めてもう5年が過ぎた。この5年があっと言う間といえば、そうだけど、この5年の間に、冬はメキシコ(ユカタン半島)、テキサス、日本、台湾、ハワイなど出かけていろんな経験をしたし、来た時には妻の妹の子供達が高校生だったが、この5年の間に大学を終え、社会人になり、婚約者もできて、彼らの大きな人生の変わり目を見て来た。
面倒な冬の逃避
ウイスコンシンへ来る前から冬はどこかへ逃避することを考えていたが、毎年どこへ行くか探すのが結構大変。過去には、一度はプエルトリコへ行こうといろいろ調べている最中に現地が台風被害にあって、行くのを断念した。それでテキサスのサンアントニオに変更し、その町のどの辺りが安全かなど調べてみる。3カ月滞在する住まいを便利さ、安全、快適さ、駐車場の有無などいろいろ考慮して探すのは結構骨が折れる。いろいろ検討して、やっと決めて申込金も支払いほっとしていると、1件目は「所有者以外の宿泊はだめ」とコンド管理組合から警告を受けたとかで、急に取り消しになった。もう1カ所はコンドが売りに出されていて、「売れちゃった」なんてある晩に突然電話連絡があってキャンセルされ、右往左往したこともあった。それでしぶしぶ第三希望だったちょっと高めのアパートに急きょ申し込んだ。
禍転じて
ところが、いざ現地についてみると、そのキャンセルされた所より、第三希望だった方がバスの連絡がよく、歩いて行けるモールが近くにあり、いろいろなレストラン、博物館、美術館、公園などが近くにあって、ずっと便利なことがわかった。2カ所のオーナーからキャンセルされた時には本当にうろたえたけど、結果的にはそれが幸いした。
こうして毎年違う所へ行くのも楽しくていいけど、いろいろ滞在地を探して、最終決定するまでいろいろあって大変。そんな思いもあって、自分は毎年同じところに行く方が好き。行く前から大体の土地勘があったり、現地に知っている人がいるなど安心感がある。それから米国国内だと自分達の郵便物を滞在地へ転送してくれるのも有り難い。それと車で行けるので、結構台所用品とか衣類など持ち物を制限しなくていいのと、目的地までの道のりや日程は自分達で決められることがいい気がする。
今年の冬は
例年だと6月くらいには行先、宿泊先など決まっているが、今年はどうやらこのウイスコンシンの地で長い冬を過ごすことになりそうだ。この地で6年目にして初めての越冬を経験することに。コロナ禍と酷寒の中で冬眠のような生活をすると、自分の人生観でも変わるだろうか? それとも何か新しい発見でもあるだろうか?
とどけMahalo! アメリカ本土便り No.83
大井貞二(おおいさだじ)
1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。
こんにちは。ウイスコンシンに住んでいる日本人です。私の親戚の男の子がハワイに住んでいます。
日本語を話す機会がなく本当に寂しく過ごしていますのでこの記事を見つけて熱心に読んでしまいました。
ここではMayo clinic で医療の仕事についてます。
コロナで日本行きが難しくなっていますね。