お子さんがハワイの学校に通っている、自身がロミロミなどの資格取得をめざしている…小中学校から大学、専門学校と、ハワイの教育機関は実に多彩。日刊サンではバイリンガル教育をはじめとする、“学び”の特集をしています。
アメリカにはとてもカラフルでいい絵本がたくさんある。乳幼児になにを読んであげたらよいのか困ってしまう。そこで図書館に行って、読み聞かせに最適な絵本をいろいろと教えてもらった。
協力:マッカリ―モイリイリ公立図書館
エリック・カールの『THE VERY HUNGRY CATEPILLAR(はらぺこあおむし)』は日本でも人気。
THE VERY HUNGRY CATERPILLAR |
彼の代表作はたくさんあるが、ファーストブックとしては『1, 2, 3 to the Zoo』がおすすめ。マサチューセッツにはエリック・カール美術館があるそうだ。
1, 2, 3 to the Zoo | Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (Brown Bear and Friends) |
エリック・カールの公式ウェブサイト
http://www.eric-carle.com
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『GOOD NIGHTMOON』も人気の一冊。作者はマーガレット・ワイズ・ブラウン。1947年に発表されたもの。以来、読み聞かせの定番としてベストセラーとなっている。日本語では『おやすみなさい、おつきさま』として発行。韻を踏んだ短く簡潔な文章を繰り返す。子どももわかりやすく寝かしつけにも最適。
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『Olivia』は2000年に発表された比較的新しい名作。作者はニューヨーカーの表紙などを手掛けたことのあるイラストレーター、イアン・ファルコナー。ニューヨークタイムスで連続48週ベスト10に入る絵本は、全米の書店店員が選んだ名作にも選出されている。2001年のコルデコット賞受賞作品だ。
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ほかにも名作はたくさん。ハワイは日本のように本屋さんが充実はしていないので、図書館を利用するのがおすすめ。英語版はもとより、日本語の絵本も揃っているので、司書に聞いてみよう。 全米の中でもハワイの図書館は日本語の書物が揃っているといえる。また、読み聞かせの会も定期的に開催されているので、各ライブラリーの予定を確認してみよう。
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McCully – Moilili Public Library
TEL 808-973-1099
※3月22日から改装のため休業
(取材・文 鶴丸貴敏)
(日刊サン 2020.3.13)