みなさまアロハ！タイトルにある「食べ物は薬」と聞いて、漢方を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。日本でも、食べ物から健康を享受したり、病気の予防をしていますので、特段新しい考えではないのではないでしょうか。アーユルヴェーダでは、「薬にならない食材はない」と言われるほど、どの食材やハーブも身体に効果的な何かをもたらしてくれます。

　では、「食べ方」はどうでしょう。アーユルヴェーダでは、「食材だけでなく、食べ方も栄養の吸収に左右する」と言われています。下記に、皆さんの生活にぜひ取り入れていただきたい事柄を4つにまとめましたので、より美味しく大地のめぐみを頂くためのヒントにして頂ければと思います。

●毎食、腹八分目まで

　食べ過ぎは、消化の力を弱めます。バランスとしては、⅓白米や豆などの固形物、⅓スープなどの液体物、そして⅓ 空間と言われています。食べ過ぎのみならず、飲み過ぎも消化を弱めますのでご注意を。

●間食を控える

　消化が終わっていない状態で更に食べ物を食べると、消化を弱めることになります。1日3食、それぞれの食事で4−6時間の間隔が空いていることが理想です。

●就寝の食事を避ける

　食事後すぐに就寝すると、睡眠の質も低下します。特に、朝起きた時に舌が腫れている感覚があれば、消化がうまくできていないサインです。

●心地よい状態で食事する

　怒りや焦りなど、感情的な状態の場合は、深呼吸したり、少し散歩するなどして、一度気持ちをリセットしましょう。この状態で食事をしても、体が栄養を受け取る準備ができていません。 　

　お食事は、ただ腹を満たすだけでなく、この土地が育んだ栄養を頂くことでもあります。ですから、身体に良いものを選ぶだけではなく、どのように頂くか、も視野に入れてみてくださいね。

　前述の4項目を実践することは、身体のバランスを整えてくれる効果もあります。また、毎日できなくても、特定の曜日だけ実践するというのも良いスタートです。