活力のある生活とは?
みなさま、アロハ! ハワイ在住の皆さんは、自宅で過ごす時間が長くなっているのではないでしょうか。自宅で過ごす時間が増えてから、何か心の変化を感じましたか? 日頃やりきれていなかったことができて達成感を感じられた人もいるかもしれませんね。一方で、疲れやストレスを感じることが増えている場合は、全ての生活の基本に戻ることが大切です。
アーユルヴェーダでは、心身を整える活力素が高まるような生活を推奨しています。活力素は、「オジャス」と言い、「オジャス」が高い状態が心身のバランスの良い状態と言えます。
今回は、全ての生活の基本に立ち返り、活力のある生活を送るための4つのヒントをお伝えいたします。
1:十分な睡眠を取る
アーユルヴェーダでは、7〜9時間の睡眠を取ることが十分な免疫を作ると言います。体質により最適な睡眠時間は異なりますが、できるだけ毎日同じ時間、同じリズムで睡眠をとりましょう。寝る1時間前には電子機器の使用を控え、夜の10時までに就寝することができたら理想です。
2:食事は「ながら食べ」を避け、腹八分目まで
食事は、栄養を補給するための手段だけではなく、地球からのエネルギーを得る大切な手段です。ですから、できるだけ「ながら食べ」を避けましょう。あまりたくさん食べすぎると、消化の火であるアグニを消すことになりますので、腹八分目を目指しましょう。良く噛んでお食事に集中することで、良いエネルギーを取り入れることができます。
3:感謝の気持ちをきちんと伝える
1日が終わる頃に、今日どのようなことに感謝したかを振り返りましょう。他人への感謝だけではなくて、今ある環境、そして自分自身のことも振り返りましょう。自分が頑張った何かに対して労いの言葉をかけたくなるかもしれませんね。
4:仕事や家庭の役割から離れる時間を作る
一日中家にいるからそんなのは無理、と思う人こそ試してみてください。例えば30分でも、散歩をして緑を感じてみたり、携帯電話やパソコンから離れた時間を作ってみましょう。
生活の基盤が調ってこそ、私たちは平和で、心地よい生活を送ることができます。「オジャス」が低い状態になると、身体を構成する5元素のバランスが崩れ、病気の引き金となります。
今の生活をより良くしたい、あるいは、何かの不調を改善したいと思っている人は、この4項目を意識してみてくださいね。
幸せ修行 No.220
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。