薄毛と戦うには? (1)
ドラッグストアやテレビのCMで、「薄毛に効果あり!」と言う謳い文句の商品を見て、効果が気になったことはありますか。もし、薬剤を使わずに自分の内側から体質改善ができたらどうでしょう。
今回は、アーユルヴェーダの観点から、薄毛と戦う方法を探ってみます。
一般的に髪は、タンパク質から作られると言われています。言い換えると、体内で吸収したタンパク質が髪を作るということですから、まずは、何を食べるか、に意識を向ける必要があります。ただし、タンパク質だけを積極的に摂っても、バランスが崩れますのでほどほどに。
アーユルヴェーダでは、髪の毛を含む体毛は、体が消化したものの結果だと言われます。ここで言う消化とは、食べ物の消化だけではなく、感情の消化を含みます。良い消化を維持するには、食事、生活スタイル、睡眠の全てのバランスが整っている必要があります。薄毛対策は体の内側から行うのが先決です。
食事の面からの改善策の例は、このようになものがあります。
•電子レンジの使用、冷凍食品、缶詰を避け、なるべく新鮮なものを食ベるようにする。
•食事をする時には、食事に集中し、「ながら食べ」を避ける。
•よく噛む習慣を身につけ、急いだり焦っているときの食事は避ける。
全部、髪とは関係なさそうな内容ですよね。ですが、食べ物が自分の体を作るとことを思い出してください。
1点目の電子レンジと冷凍食品は、その素材が持っているエネルギーを殺してしまいます。その他2点は、仕事や家庭がある人にとっては難しい、あるいは疑問を持たれる内容に聞こえるかもしれませんが、些細なこともマインドに影響を与えます。
毎日実践できなくても、食事に時間を割く意識をしてみてください。実際に、電子レンジの使用を中止して新鮮なものを食べるようにするだけでも頭髪が増えてきた、という例はいくつもあります。
次回は、外から髪を守るための方法についてお話しさせていただきますね。
幸せ修行 No.225
加藤ジェシカ
世界中50か国以上を旅する中で、地球にはエネルギーのような何かが存在することに気づく。2017年、ヨガの勉強を通してアーユルヴェーダに出会い、渡印。日常に寄り添うアーユルヴェーダがテーマ。