入居先での諸注意などの情報が送られてきますが、このオーナーからはなかなか連絡が来ません。それで、こちらから連絡すると、ボブという人が応対したり、ある時はスティーブという人が応対したりしてちょっと戸惑いました。それとこのアパートの宿泊者のごく最近の講評は批判めいたものばかりで、ちょっと不安になりました。でも入居直前に建物へのゲートとアパートの暗証番号が知らされまずはひと安心しました。
コンドに到着
コンドはあらかじめ写真で見ていたので想像通りでしたが、いくつか問題点がありました。その一つはシャワードアーの開閉ができず、20センチほどどうしても閉まらないのです。どうやらシャワーの扉の上部の滑車に問題があるようですが、工具がないし、下手にいじってドアを壊してもとオーナーに連絡しました。それから以前に宿泊した人が洗濯機に水漏れがすると指摘されているのに直されていませんでした。我々は入居早々文句をいう嫌な宿泊者であったと思われます。
素人集団
そうしてシャワーの扉を直しに来た人はオーナーのおじさんという人で、工具も持たずにやってきて何度も開け閉めした後、ドアを新しい物と交換すると言い出したりしました。私が滑車を少し調整すればと提案すると工具を持ってきて、調整すると無事ドアの開閉ができました。また水漏れする洗濯機ですが、おじという人と仲間が数人やってきていろいろ試し、結局中古の洗濯機と取り換えることにしましたが、どうもうまくいきません。それで渋々新品の洗濯機を購入することになったのですが、このオーナーは不満であることはこのおじさんとの電話のやり取りで明らかでした。実はこのやり取りはスペイン語でしていたのですが、妻は彼らの狼狽ぶりがわかっていました。
後で分かったことですが、私達が入居する少し前にコンドが売却され、売り手と買い手は親しい友人同士だったようです。それでどうやら、このコンドの転売が結構曖昧なまま新しいオーナーに移ったようです。それで新しいオーナーは知り合いのおじさんにすべての管理を任せたようですが、急にこのコンドの維持管理を任されたこのおじは全くの素人でした。
妻に言わせるとこうした知り合い同士で助け合うことはメキシコではよくあることのようですが、こと電気製品の修理は専門家に任せた方がよかったのではなかったかと思います。この洗濯機の水漏れは以前からのもので床が腐食していました。
民泊も何度も利用するといろいろ経験します。知らないうちにオーナーが代わってて、その引継ぎがうまく行ってないのは困りものですね。
とどけMahalo! アメリカ本土便り No.130
大井貞二(おおいさだじ)
1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。
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