日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

コラム とどけMahalo! アメリカ本土便り

ウイスコンシンで独り言  ハワイっていいね

 先日、二人の日本人男性がやっていた「ハワイは住みづらい」という内容のYouTube動画を観ました。それを観てちょっとばかり不快になり、そのことについて書いみたものの、「ちょっと待て!」と思いました。私のように30年ほどハワイで過ごした70歳を過ぎた者と、自分の孫のような年齢の人たちが2年ほどハワイに住んだのでは感じ方が違うのが当然。そんな不平不満に一々反応するより、ウイスコンシンに住む日本人から見て、ハワイに住む人を羨ましく思うということを書くことにしました。

日系スーパーがある
 日系スーパーが自分の住む地域にあって、日本の物がいろいろ買えるということは羨ましいことです。白菜はウイスコンシンでも買えますが、ハワイの方が新鮮で売っている量も多いです。その他、水菜やシイタケなども種類が豊富。また、冷凍うどん、それからサバとか、タコなど魚介類の種類も豊富だし、海草類もあるし、刺身でポケごはんも食べられます。また、アジア系のマーケットもあり、韓国系、中国系、ベトナム系などいろんな食材が食べられます。ある意味で天国です。

ハワイのお医者さん
 ハワイでは東洋系のお医者さんが多く、日本語を理解する人もいます。日本語を理解するということは文化面も理解することです。その点で私が住むところではお医者さんと食べ物の話をしても、どんなものを食べているか想像ができない場合があるし、スープといってもアメリカ人が普通考えるスープと日本人のみそ汁とは違います。それと海草類や麺類など想像さえできないお医者さんもいます。そんな人と話していると言葉以外の文化面の壁のようなものを感じます。その点で日本語がわかるお医者さんだと文化面や患者の心情もよく理解してもらえるような気がします。

歯医者さん
 ハワイは歯医者さんが結構多いです。多いということは競争があり、いろいろ選べるということだと思います。私の今住むところは比較的歯医者さんが少なく、次回のクリーニングや検診の予約を取ろうとしてもコロナ禍の影響か先約でいっぱいのこともあり、よくそうしたアポイントを変更してほしいという連絡がよく来ます。それと歯医者さん自身が患者を直接見る時間が短く、ほとんど助手のような人が処置をしています。歯医者さんも個人でやっている人が少なくなり数人で歯科医療をしているところが多く、受付や歯科助手もたくさんいて何か企業化されているように思います。歯科医療はやっぱり一人の歯科医に責任をもって治療をしてもらう方がいい気がします。

 その他、ハワイでは中国料理がおいしいですね。それと領事館や移民局、州政府、病院などがホノルルに住んでいると近いです。また、飛行機は日本へ乗り継ぎをしないで行けます。・・・・こんなこと書き出すときりがないのでこの辺でやめますが、何事もどんな面を見て生きていくかっていうことでしょう。

とどけMahalo! アメリカ本土便り No.171

大井貞二(おおいさだじ)

1988年にハワイに移住。地元の私立校で日本語を教える。その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教え、最近退職。現在アメリカ本土に居住。

シェアする

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram