アロハ！ 田中徹也です。日本国内は緊急事態宣言もでて、さみしいゴールデンウィークでした。少しずつ明るいニュースも増えている気がしますが、まだまだ自粛ムードです。「普通」という日常がこんなにありがたいものだったのかと、日々感じます。

 

　さて、今回は「売れないときにやるべきこと」についてお話しします。不動産を売りに出しけどなかなか売れない。こんな時にどうすればいいでしょう？ 一番効果がでるのは、当然「値下げ」です。しかし、値下げでは売主さんに入るお金が減るので、できる場合とできない場合があります。

　こんなとき、売主として確認すべきことがあります。それは「売り出している自分の物件がちゃんと世の中に情報が出回っているか？」を確認することです。

　世に出回ったうえで、売れていないのであれば「値下げ」か「別の方法」で対処。調べ方は簡単で「価格　地域名」でネットで検索すれば世に出回っているか分かります。それで、もし出なかったら売却をお願いしている不動産屋さんに「ネットとかにちゃんと出ていますか？」と聞きましょう。

　値下げ以外の方法ですが「ニュースを作る」ことが大事です。「前から売っていた物件がこうなって、条件が変わった」というニュース性があるほうが、買い手をもつ不動産屋さんに響くし、同時に営業トークになります。

　例えば3,000万円で売りに出している物件を100万円値下げして2,900万円にしても、そんなに反応が変わらないでしょう。しかし100万円かけてリフォームすれば、「値段は変わらないけどリフォーム済み」というあらたなニュースになります。

 

　値下げもいいですが日本の場合、リフォームがおススメな２つの理由があります。

　１つは売ためにリフォームすれば、それは売却に必要だった経費と認められます。よって、売って利益が出た場合、そこからリフォーム代を引けるのです。

　また、住宅であれば買主のローンについて意味があります。日本の場合、物件のローンとリフォームのローンは別の場合が多いです。リフォームローンは期間も金利も高いので、本当は全部住宅ローンで組みたい。この場合、売主さんがリフォームしてくれていると、リフォーム済みの物件として丸々住宅ローンが使えるメリットがあります。売れないから値下げ、だけでなく、少しの工夫が結果を変えます。

 

　次回は少し趣向を変えて「不動産を売るときによくある質問」についてお話しします。