アロハ! 田中徹也です。早くも1月も終わり、時間がたつのも早いものです。それでは今回も日本の不動産売却についてのノウハウをお話しします。
あなたがお持ちの不動産を、仲介業者に依頼し売りに出した。しかし、その後なんら反応がない。また内覧もない。売れるのか不安ですよね。そんな場合の対応の仕方をご説明します。
不動産が売れない、売りに出しても反応が無い場合はすごく簡単な理由しかありません。「市場から見て高い」ということです。
その前に、そもそも「需要がない」ということもあるかもしれません。水も電気もない山奥の別荘物件とかですね。
別の話として「普通に売れそうな物件」である場合は「価格」です。そしてそれの裏付けが取れれば「値下げ」となるのです。
ではその裏付けの取り方ですが、まず「売りに出している情報が、世の中に出ているか?」です。売却を依頼した不動産屋さんが、情報をデータベースに登録しないままであれば、世の中にはあなたの不動産が売りに出されていることは分かりません。
簡単な例えですが、あなたが作った料理が美味しいか、まずいかを判断する場合、多くの人に食べてもらわないと判断できません。 同じように、不動産も市場に出したうえで、まずは高いか安いかを判断しなくてはなりません。そして「反応がない!」というなら、それは「市場から見て、高いから反応がない」ということなのです。
買主の立場で、ネットやチラシで不動産を見て興味があれば問い合わせますよね。でも、問い合わせないのはパット見て「これは値段と合わない」すなわち「高い」となればそれ以上は動きません。そうした市場の反応を見るのは、売るために大切なのです。
よって、まずは依頼した不動産屋さんが情報を抱えずに、ちゃんと世の中に公開しているか。そのうえで、反応がなければ「値下げ」を考えましょう。
『でも、どうやって自分の物件が公開されているか分かるの?』と聞かれます。実は簡単です。
ネットで、ご自身の物件の「住所(マンションならマンション名)」と「価格」を入れれば結果で出てきます。そして出てきた結果が「自分が依頼した仲介業者以外のところのページや名前で出ていたら、情報は広がっている」という判断です。
世の中に、情報が出回ってるのに反応がない。ということは「高い」ということになります。
じゃあ次の段階として、どう値下げすればいいのか? を次回はお話しします。
田中徹也
株式会社ユービーエル 代表取締役
20年以上地元神戸で不動産仲介業務をおこなう。 全国を対象とした不動産売却のコンサルティングも行う。 ハワイ好きで、毎年ホノルルマラソンにも参加。
【メール】 [email protected]
【WEB】 https://www.e-ubl.co.jp/hj/
(日刊サン 2019.1.28)