スイカ専用バッグ、作っちゃいました!
ちょいと昔の日本の夏の風景といえば、浴衣姿での花火見物、うちわであおぎながら縁台で夕涼み、軒下の朝顔のれん…などなどが思い浮かびますが、家族皆で縁台で食べる「スイカ」も懐かしいものです。
今回は、別にあっても無くてもよいが、あればちょっとだけ役立つ(?)という、シャレ心のある面白い製品を紹介します。それは「スイカ専用のバッグ」です!
スイカと言えばスーパーや八百屋で買い、紙バッグか自分のエコバッグに入れて持ち帰ると相場が決まっていますが、それでは「風情がない!」と、りっぱなスイカ専用のバッグを作った会社があったのです。2020年にSNSで公開するとTwitterで1日に1万ツイートが。海外メディアでも取り上げられました。
本牛皮を使い、それはしっかりとできており、こんなバッグに入ったスイカを頂いたなら、神棚にでも飾っておこうかという思いがします。まあ、ともあれ写真を見てください。
土屋鞄(社)が半ば遊びで作った「スイカ専用バッグ」で、販売数は2021にちなみ21個限定で、価格は11万円だそうです(!)。このバッグは、完璧な球体のフォルムが特徴です。約60個のパーツを組み合わせ、丸みを帯びた形に仕上げるのに多くの工程が必要で、高い技術を要するのだそう。
本体、持ち手などに柔軟性と丈夫さが必要で、素材にはイタリア産の高級牛皮「バケッタミリングレザー」を使用し、使い続けることで色味と風合いが深まります。サイズは、21センチx25センチx25センチで、大玉スイカまで収納可能とか。
筆者の幼ななじみ(山下君)が、「四角のスイカ」を考案したのですが、このようなバッグを追加できれば、「最強のスイカ!」になるのではと、思うところです。
この会社では本商品と同様に、「運ぶを楽しむ」をコンセプトとした商品を手がけており、「ワイングラス専用」や「雪だるま専用」などのバッグを開発しています。こちらは非売品ですが、面白いことをする会社のようですね。
No.295
となりのおじさん
在米35年。生活に密着した科学技術の最新応用に興味を持つ。コラムへのコメントは、 [email protected]まで
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