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【ちょっと役立つ 日本の新製品】「球状歯車」でスムーズな動きを実現
種々の製造設備やロボット技術の分野で基礎となるものの一つに、機械の作業部を自由に曲げたり、回転・伸縮する腕を稼働する「歯車」があります。回転運動と直線運動の変換、運動の速度や主軸の変換も行うわけですが、従来の技術では「人の関節」のような広角度の動きは、単一の歯車では実現できません。
これまで、ロボットの関節を動かす場合、複数の円盤や円柱型の歯車を組み合わせる必要がありました。しかし、構造が複雑になり、動きも必ずしもスムーズではありませんでした。X、Y、Z軸を自由に回転させられ、構造がシンプルな「歯車構造」が望まれているのです。しかも、運動力を効率よく伝達しなければなりません。
軽量・小型化が必須なので、素材もスチールや非鉄金属、樹脂、持続可能性のあるバイオ素材などを、潤滑剤をも含めて、適材適所の用途のために長い間、研究されてきたのですが、ここに来て、考えられたのが、「球状歯車」と言われるものなのです。
ただ、基本的な部品機構なので、我々の目に見えるような形で、表面に出ることは少ないかもしれません。
現在、兼松が量産を目指した体制を始めたようです。商社なので、色々な応用分野を考えているようです。
画像:東北大学多田隅研究室のウエブサイトより
No.337


となりのおじさん
在米35年。生活に密着した科学技術の最新応用に興味を持つ。コラムへのコメントは、 miyamotoi001@hawaii.rr.comまで
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