鼻で掛けないサングラス
コロナ騒ぎでサンスクリーンによる海水の汚れが少なくなったとか、外出規制で排気ガスが激減し、大気汚染が大きく改善されたというニュースと共に、サングラスと日焼け止めが欠かせない、日差しが強い季節が戻ってきました。
今回は、多くの「メガネやサングラス」を利用する人たちが抱えている「重い、肩が凝る」などに加えて、「鼻パッド」の「鼻に跡が残る、汗でずり落ちてくる」という問題を解決する「鼻でかけないサングラス、エアフライ」を紹介します。鼻パッドをなくし、ほほ骨でメガネを支えるという画期的な仕組みで、快適な掛け心地が期待できるというものです。
「エアフライ」は、福井の鯖江市の「ジゴスペック社」が開発した「ほほ骨でメガネを支える」鼻パッドなしのサングラスです。メガネのつるのレンズ寄りの位置に取り付けられたゴム素材の「サイドパッド」がちょうど、顔横のほほ骨の上に乗っかり、2本の蔓で顔を挟むことで、メガネ本体を支えます。
鼻の代わりに、今度は、ほほ骨を締め付けるのが痛くならないかと気になりますが、きつくもなく緩くもなく、まさに絶妙な圧力で支えるのだそうです。サイドパッドにはチタン、こめかみ部分にはステンレス芯が入っており、自分の顔に合わせて調節ができます。ツル以外は顔には接触しません。鼻はもちろん、耳掛けも耳には当たらないのです。今まで在った「メガネのストレス」をほとんど感じないし、掛け心地が快適だとのことです。
実は、日本人やアジア系に多い「低い鼻」にぴったりで、メガネを掛けた状態で、頭を激しく振っても、外れたり、汗でズレ落ちたりしないので、普段使いやドライブなどの他、スポーツや山登りにも最適です。
効果が認められ、「エアフライ」はホッケー日本代表の女子「さくらジャパン」と男子「さむらいジャパン」が採用しています。激しい動きのスポーツでも、落ちにくく、汗や違和感が少ない「エアフライ」は、選手達に愛用されています。
値段ですが、やや丸みがある女性用(エアフライAF)が20900円、プロ野球の広島カープとのコラボモデル(エアフライ広島カープモデルHC)が19800円、阪神タイガースとのコラボモデル(エアフライ阪神タイガースTG)が18000円。ふだん使いやドライブ用のものは、13200円ほどです。いずれも紫外線カットは99%以上とのことです。
サングラスでの視野の暗さが苦手な人用には、光のカット率控えめの(薄色エアサイトA)があり、10780円です。価格は全て税込で、今なら送料無料で販売中(読売ネットショップ)だそうです。
画像:産経ネットショップのサイトより
No.263
となりのおじさん
在米35年。生活に密着した科学技術の最新応用に興味を持つ。コラムへのコメントは、 [email protected]まで