生きるって、旅。
397年振りに、土星と木星が大接近するという。そんなスケールの大きなニュースを聞いて大興奮。それだけでも特別なのに、21日は冬至まで重なり、しかも世間では、約240年間つづいてきた地の時代が終わり22日から風の時代に切り替わるという。なんて目まぐるしい大変化のときをわたしたちは生きてるんだ!
世界中のみんなが予測不可能な世界を経験した、未知なる2020年もあと残りわずか。わたし自身、1年前の今頃は予想だにしなかった現実が待ち受けていた1年だった。そう感じているのはわたしだけでなく多くの人がまた、同じような心境ではないだろうか。
人との交流も距離感も、いままで通りにはいかなくなった。人に会うと、あたりまえのようにハグしていたときがなつかしく、愛おしい。今まで、自由に出かけていた旅行も難しくなった。ここニューヨークでは、いままで当たり前のように世界中からの観光客が街で賑わいをみせ、どのレストランもバーも、美術館もブロードウェイのショーも、いたるところがパンク状態まで人と活気であふれていた。それが、ある日を境に、一気にすべてがまるで泡のように消え去ってしまった。
世界は、まるですべてが夢だったかのように一瞬で変わるんだ…。変わる…。
生きるってことは、日々、変化していることだと思う。時間とともに、私たちの身体もこころも変化していく。ぜんぶが動いているから自然なことだ。まさに、人生の旅。ときには、思いがけないことが起きて回り道したり、ときには立ち止まったり、ときにはいままで観たこともない人生の景色(経験)を味わったり。
旅には、いつも思いがけない驚きや発見がつきものだ。私たちの感性を刺激し、視野を大きく広げてくれる。だから旅はやめられない。ときには、じぶんの思い通りにならずにいらいらしたりもやもやしたり落ち込んでみたり。でも、その全部が旅の醍醐味だ。
旅も人生も、決していいことばかりじゃない。けれど、あとで振り返ってみたときにわかるときがやってくる。いままで味わってきたことのひとつひとつがぜんぶ、かけがえのない宝物だということを。
ニューヨークからも、土星と木星がみえるといいな。何千年も何万年もまえから、人々は同じ空をみあげていたんだね。私もあなたも何代も何十代もまえのご先祖様たちが観ていた夜空。その同じ夜空をわたしたちは今、見上げているという奇跡。
今夜は、ゆっくり星を見あげて宇宙に想いを馳せてみようと思う。
私の旅ストーリー
大森 千寿
NY在住。香川県高松市生まれ。アーティスト・作家・アートセラピスト・米国NLP協会認定マスタープラクティショナー・現代レイキマスター。NY・ハワイ・日本の3箇所にアートスタジオを構え活動。著書に、amazon電子書籍「ハワイに不動産を購入して人生10倍楽しむ方法」「ハワイで聞いた! 32通りの生き方(第一弾)」「人生の冒険」がある。NYで新しい扉を開く2日間プログラムやニューヨーカーと行く穴場ツアー、アート最前線ガイドなど開催中。 www.chizuomori.com ameblo.jp/adamwestonart
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