お祭り騒ぎのマイアミ
フロリダは連日の快晴。肌寒い日がつづいていたマンハッタンを脱出し、常夏のフロリダは想像以上に心と身体を癒してくれる。友人宅でリラックスして過ごした数日から一転、スイッチをオンにしてメインのお仕事のためマイアミへと移動。ボカラトンから南へ車で約1時間走った場所にあるマイアミのサウスビーチ。街に近づくに連れて、どんどん騒がしくなる。
大音量の音楽に人々の陽気な声。毎日のようにデモが起こっているマンハッタンでの暮らしが身に沁みついている反応から、とっさにデモかと思ったら、人々がパーティーを楽しんでいる音だった。
朝から夜中まで大音量のミュージックに街中はどこへ行ってもお祭り騒ぎ。いままでニューヨークで自粛生活を送っていたわたしにとってマイアミは、タイムスリップしてビフォワーコロナの時代に舞い戻ってきたような気分だ。
ニューヨーク同様、すでにほとんどの人がワクチン接種を終えていることもあり、ハグしあったり屋外ではマスク無しで歩いたり、レストランは超満席。いきなり、まるでなにごともなかったかのようにあふれる人々を前に、大きなカルチャーショックをうけた。
仕事での1週間は、会食やお客さまたちとパーティーがあったりと充実した日々だったが、早く友人の住む穏やかで閑かに落ちついたボカラトンに、戻りたい衝動に駆られた日々だった。
そんななかでも、海が近くにあるというのは最高だ。仕事でストレスが溜まっても、早朝、夜と海へ行くことでバランスをとることができた。自然はなんて偉大なのだろう。海に浮かぶお月さまを見たのは何年振りだろうか。
ビーチではバレーボールをしてたのしんでいるひとたち。友人たちとパーティーをしている人たち。一人できて、本を読んでいる人やら思い思いの時間を過ごしている。
砂浜に腰をおろして、しばらく人々の様子をながめながら、お月さまと海と人々と自然のコラボレーションを楽しんだ。
ああ…なんてしあわせな時間なんだ。
1年まえの今頃は…ニューヨークがコロナで瀕死状態に陥いり、人々が街から姿を消した頃だ。あの頃は、1年後、マイアミで海を眺めているとは想像さえできなかった。
そう考えると、未来はいつもたくさんのわくわくを連れてきてくれる。
人生ってすばらしいな。今日もありがとありがとう。
私の旅ストーリー
大森 千寿
NY在住。香川県高松市生まれ。アーティスト・作家・アートセラピスト・米国NLP協会認定マスタープラクティショナー・現代レイキマスター。NY・ハワイ・日本の3箇所にアートスタジオを構え活動。著書に、amazon電子書籍「ハワイに不動産を購入して人生10倍楽しむ方法」「ハワイで聞いた! 32通りの生き方(第一弾)」「人生の冒険」がある。NYで新しい扉を開く2日間プログラムやニューヨーカーと行く穴場ツアー、アート最前線ガイドなど開催中。 www.chizuomori.com ameblo.jp/adamwestonart
シェアする