ワールドおはなし会
NYで自宅対待機になりはや1ヶ月半。週に一度、あるいは10日に一度の頻度で食料を買いに外出する以外は、引きこもり生活を送っている。
もともと、私も夫アダムもアーティストとして生計をたてており、お互いの創作スタジオはあるものの、自宅から出ずに創作を続けることもできる。引きこもり生活も長くなってきているが、直接、友人たちに会ってハグしたりできないこと、レストランで外食できないこと、家をでて自由にいきたいところへ行けないことなどなど、多少の制限はあっても、それほど生活リズムが崩れることなく生活を送れている。
そんななか、いま、じぶんにできることはなにがあるか? と考えたとき、「つながる」というワードが心に浮かんで来た。この際、いつもブログを読んでくださっている読者のみなさんとつながろう。じぶんのブログを読んでくださって、コメントや“いいね”をくださっている方々へ、わたしからの感謝を伝えよう。ご縁あるかたたちとつながって、ほんの一瞬でも笑顔になる時間をともに過ごそう。「みんな一緒なんだよ」って心をともにしよう…。そんなアイデアが浮かんできた。
世界中が、自宅待機となっているいま、不安を抱えて過ごしている方もたくさんいるだろう。そこで、「つながる」ということがいま、いかに大事であるかに気づかされる。ひととひとのつながり、ひとのぬくもりに触れることだったり、他の方の気持ちを聴いてじぶんの気持ちを落ち着けることだったり…。
決めたら即、募集開始! 1日で40人ほどの方が参加表明をしてくださった。おひとりおひとりとつながりたく、5名さま前後に分けて毎日このワールドおはなし会を開催している。
このオンラインを利用したワールドおはなし会。世界中と一瞬でつながることができる。今まで、「日本に帰ってきたらぜひお会いしたいですね」「ニューヨークに行ったらお会いしましょう」そんな会話を幾度となく交わしてきたが、オンラインでつながれる大変便利な、いまの時代、どこへも移動することなく、自宅から一瞬で世界につながる。
きのうはNY・LA・日本・オーストラリア・シンガポール・台湾と、いくつもの時差を超えてみんなが同じ時間に、画面越しに集まった。日本とアメリカは時差が真逆なので、なかにはおはようの方、その一方でワインを飲まれている方…。なんて自由なんだ!
新しい生き方、新しい働き方、新しいつながり方。
いま、待ったなしで新しい未知なる世界へと、地球とともに私たち人間は突入している。先が見えない不安や恐怖も山ほどあるが、同時に、これからいく先に微かにみえる光に希望を抱かずにはいられない。
私の旅ストーリー No.193
大森 千寿
NY在住。香川県高松市生まれ。アーティスト・作家・アートセラピスト・米国NLP協会認定マスタープラクティショナー・現代レイキマスター。NY・ハワイ・日本の3箇所にアートスタジオを構え活動。著書に、amazon電子書籍「ハワイに不動産を購入して人生10倍楽しむ方法」「ハワイで聞いた! 32通りの生き方(第一弾)」「人生の冒険」がある。NYで新しい扉を開く2日間プログラムやニューヨーカーと行く穴場ツアー、アート最前線ガイドなど開催中。 www.chizuomori.com ameblo.jp/adamwestonart