みなさん、こんにちは。12月になって急に肌寒くなりました。本当に急にでしたよね、徐々に寒くなるなら覚悟ができているんですが、ある日突然と言っても良かったかと思います。通年暖かいハワイだとは言え、みなさん体調は崩されていませんか。
さて、少し前から友人に勧められて服用しているサプリメントがあるんですが、その時はとりあえず良いかもと聞いたので、ポチッとネット購入しました。チェストベリーというハーブのサプリメントで、なにやらPMS(月経前症候群)や更年期障害に効果があるというものなんです。既に更年期なんじゃないかと疑われていた(勝手にそう思っているだけなんですが)、私の症状。PMSにしては長すぎるし、なぜこんなに毎日イライラが続くのだろうかと、自分なりに悩んでいました。そこで友人が良いかもと言ったこのチェストベリーを服用し始めたところ、なんだか症状が良いような気がします。
私も、仕事柄たくさんの、PMSや更年期など女性ホルモンの乱れによって起こる症状で、お悩みの方のトリートメントをさせていただいてきました。その度に、アロマセラピー(精油)は、女性ホルモンの働きにとても効果を発揮するものだと実感してきました。通常はゼラニウムやクラリーセージ、サイプレス、フェンネルなどの「女性ホルモン様作用」のある精油を使用してトリートメントを行います。この「女性ホルモン様作用」とは「エストロゲン様作用」とも言われ、女性ホルモン(エストロゲン)のような働きをするものす。これらの精油にはその作用があるので、女性ホルモンの乱れによる症状を緩和していくれるとされています。
女性ホルモンには「エストロゲン」と、もう一つ「黄体ホルモン」と呼ばれる2種類があります。このチェストベリーには、「黄体ホルモン」の分泌を促進させる働きがあるそうです。と言うことは、不妊の改善にも役立ちそうですね。
もちろん、チェストベリーには精油もあります。学名はVitex agnus-castus、精油の表示にはVitexと書いてある場合が多いようです。薬理効果も高いと考えられるチェストベリーについては、様々な研究がされているようですが、まだ十分なエビデンスが発表されているわけではなさそうです。もしも、精油を使用する場合には(ハーブもそうですが)、ピルなどのホルモン剤を飲んでいる方、ご妊娠中の方、婦人科系疾患のある方などは、服用や使用を避けた方が良いかと考えられます。使用する場合は特に注意をして、専門家の指導のもとに使用することをお勧めします。
アロマのある生活 No.167
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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