みなさん、こんにちは。この言葉は、一年でどれだけ使うか分かりませんが、「あっという間」ですね。あっという間にハロウィン。ハロウィンが終われば、すっかりホリデーです。お店のデコレーションはもうすぐにクリスマスムード一色に。あぁ、一年はx何をしていても早いものですね。

　さて、今回は精油の力を再確認をしたお話です。私の経験から、精油が力を特に発揮する部門がいくつかあると思います。その一つに、ホルモンのバランスを整える分野があります。ホルモンは、自律神経ととても深く関わっているので、ホルモンの乱れによって自律神経が乱れる、もしくはその逆で、自律神経の乱れから、ホルモンのバランスが乱れるというサイクルが起きます。どちらが先に起きるのかは人によって違いますので、一概にこういったアプローチが良い、とは断言できません。

　ある女性は、普段から気になる症状では、あまり眠れない、便秘がち、冷え性などいくつかあります。ところがある日、ひどいめまいに襲われて、数日間寝込んでしまったというのです。時間をかけて少しずつ良くはなってきたものの、やはりその恐怖を体験した本人はトラウマですね。生活の中で普段できていたことも「もしまたあのめまいに襲われたら…」と、怖くなってしまうのです。幸い、彼女は自分から対処法などポジティブに探り、解決に向けてさまざまな方法を試していました。

　私は、３、４週間に一度彼女のトリートメントを定期的にさせていただいています。カウンセリングやトリートメントを通して、私ができるアプローチは自律神経のバランスを整えることだなと思い、毎回その時に合わせた自律神経ブレンドを使用しました。自律神経のバランスとは、交感神経と副交感神経のバランスのことを言います。交感神経は昼に、副交感神経は夜寝る時に活発になる神経です。これらのバランスが崩れて、活発になるべきシチュエーションでうまく機能しなかったり、どちらかが衰えていたりすると、体調や精神的に不調が生じてきます。これを、脳に直接働きかけることのできる精油で整えていくのです。

　自律神経に作用する精油は、ゼラニウム、グレープフルーツ、オレンジ、ラベンダー、ネロリ、クラリーセージなど。これらを毎回他の症状も含めてブレンドしていきます。ご自身でお使いになる場合には、これらの中で、自分が心地よいと感じる香りを使用すれば良いです。やる気が出ないなど、交感神経を刺激したい場合にはローズマリーを加えることをお勧めします。見えない身体の機能は、何か不具合があった場合には、必ずどこかに信号を出します。それをご自身で見逃さないようにしましょう。