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アロマのある生活 コラム

【アロマのある生活】色素沈着に精油で対応

 みなさん、こんにちは。日本から戻って、子供たちも学校が始まり数週間が経ちました。やっと、通常に戻れたかなという感じがしています。ただ、腕に残っている湿疹の痕が、日本での夏休みの名残を感じさせます。

 日本では、避暑地に滞在していたので、山生活でした。夏になると、カブトムシやクワガタを捕まえて、みんなに見せるのが恒例のようなところです。ということは、他の虫たちも色々と活動が盛んになり、人間が喜ぶようなものばかりではないのです。ちょうど、滞在していた時期は、蜂が巣を作り始める全盛期だったようで、蜂の巣を駆除しては、またできてという繰り返し。スズメバチやアシナガバチなど、危険な蜂もたくさんいました。そんな生活だったので、まあ、蜂に刺されたとしてもおかしくない状況とはいえ、なんと車の中で蜂に刺されました。幸い、毒性の強い蜂ではなかったようで、2~3日腫れて痒みがありましたが、その後は段々と引いていきました。あー、良かったと一件落着。

 そして、段々と暑くなってきて、ある週末に子供たちと大きな公園へ行きました。その時に、左手首が痒くなり、見ると金属製の時計のバンドに沿って赤くなっていました。すぐに時計を外したのですが、時すでに遅し。汗によって溶け出したと思われる金属の成分にアレルギー反応を起こしたのでしょう。普段、ほぼアレルギーがないのですが、だいぶ前にネックレスをしていて汗をかいたときに、アレルギー反応が出たことを思い出しました。すぐに痒み止めをつけたのですが、体内に入ったアレルギーを引き起こす物質はみるみるうちに、私の腕に湿疹を作り、広がっていきました。そして、不思議なことに蜂に刺された辺りからもまた湿疹が広がっていったのです。水膨れのようにひどくなってきたので皮膚科に行くと、一度治まった部分も他のアレルギーによって、再び反応が出ることがあるということでした。薬を処方してもらい、痒みは2週間ほどで完治したのですが、湿疹の痕がなかなか消えずに、現在もまだ薄く残っています。

 ハワイに戻り、普通にしていても日焼けが避けられない日常なので、このままだったらきっともっと痕が残ってしまうだろうと思いました。痒みも腫れももうないので、色素沈着するのも嫌だなと思い、炎症を抑える薬はもうやめて、皮膚のターンオーバーを促す精油を塗ることにしました。

 ターンオーバーといえばラベンダー。ラベンダーだけでも良いのですが、フランキンセンス、ローズ、レモンなども一緒にブレンドするとそれぞれの精油の相乗効果を期待できます。ただし、レモンはつけたまま日差しを長時間浴びると、逆にシミの原因になってしまう光毒性があるため、日差しの中に出る機会の多い方は、レモンの肌への使用は夜のみにした方が良いでしょう。ただでさえ、シミやシワが年々気になるようになっているというのに、新しいシミは極力防ぎたい!そんな方は、皮膚のターンオーバーを促進することを心がけてみてください。

アロマのある生活 No.206

山中麻瑠 Maru Yamanaka

1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。

インスタグラム:@marukimoto_808aroma

FBページ:MY Essence Hawaii

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