みなさん、こんにちは。今回で、なんとこのコラムが200回目を迎えました! 読んでくれているみなさんに感謝です。私は、20年以上アロマセラピストとして活動をしてきているわけですが、今日は、私がアロマセラピーを始めたきっかけをお話ししようかなと思います。
一番最初に精油を手にしたのは、中学生になったくらいの頃だったと思います。父が輸入雑貨も扱うお店をしていたので、そこでお香や精油(今思えばレグランスオイルだったのかもしれません)、キャンドル式のディフューザーも置いていました。そこで私はほぼ初めて、香りを部屋に使うことを知りました。そして同じくらいの時期に、母が病気になったのですが、その時に西洋医学では病気を治すことはできても、精神的な支えが必要なのではないかということを目の当たりにしました。
まだ当時は、アロマセラピーがほとんど知られていなかったので、私も部屋で香りを楽しむものとしか思っていませんでしたし、精油が母の助けとなった訳ではありませんでした。
20歳くらいで、オーストラリアに語学留学しました。その時、スーパーにたくさんのティートゥリー商品が並んでいるのを目にしました。精油が生活に密着していることに興味が湧き、ナチュラルセラピーを学びたいと思いました。私は母の病気の時のことを思い出し、西洋医学ではない療法で人を助けることができる方法があることを知りました。
語学学校が終了すると、アロマセラピーを専門的に学ぶために、そのままオーストラリアでナチュラルセラピーの専門学校へと進みました。カルチャースクール的なノリで専門学校に入ったのですが、アロマセラピーを学ぶというのはとても難しく、しかも英語能力はまだまだ低いレベルでしたから、さらに大変でした。まさか、アロマセラピーを学ぶのに、解剖生理学や、化学、カウンセリングの勉強までもしなければならないとは、全く思いもよりませんでした。途中で挫折しそうになり、アロマセラピーから他のコースに変えようかと思ったこともありましたが、どのみち専門的な分野なので、何をやるにしても大変だろうとクラスメイトに励まされて、アロマセラピーのディプロマコースにとどまることになりました。
マッサージの実技を習うようになってから、アロマセラピーのアプローチの一つとして、こういう方法もあるのかとびっくりして、奥の深さももちろん、どんんどん楽しくなっていき、現在に至ります。改めて日々精油のパワーに驚かされ、もっともっと多くの人に知ってもらいたいなと思います。
このコラムでアロマセラピーに少しでも興味を持ってくださる方が増えたら良いなと思っています。これからも、どうぞよろしくお願いします。
アロマのある生活 No.200
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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