みなさん、こんにちは。ここ数日で、ハワイの日差しが一気に夏に近づいたという気がしませんか? 毎日、日焼け止めは欠かさず塗るようにしましょう。私も、久しぶりに行ったキャンプで親子共々ガッツリ日焼けをしてしまい、慌ててラベンダーとティートゥリーでアフターサンローションを作りました。日焼け直後は、ペパーミントもクールダウンのために入れたかったのですが、小さな子供たちも一緒に使うために、皮膚刺激の高いペパーミントを入れるのはやめました。ティートゥリーにも日焼け後の炎症を鎮める効果があり、ラベンダーにはダメージを受けた肌細胞を蘇らせる効果があります。
そのラベンダーとティートゥリーで起きた事件があるんです!事件というと大袈裟ですが、私自身に起こった悲劇のお話です。数ヶ月前、背中に吹き出物が出来ました。小さかったので、シャワーの後にティートゥリーを綿棒でチョンチョンと塗ります。この方法で、以前に大成功して吹き出物の芯だけがしっかりと取れて、その後はラベンダーで傷跡なく回復した経験があります。今回も成功すると信じてやっていたのですが、究極のめんどくさがりな私にはそのチョンチョンがめんどくさくなるんです。
そして、ティートゥリーはいつしかチョンチョンではなく、かなり広範囲に塗られていたらしく、クォーター硬貨くらいの大きさの範囲がかぶれてきました。鏡で見ると赤くただれているような感じで、しかも痛くなってきました…。これは一大事です。傷跡を残さないようにと始めた応急処置なのに、却って悪化させてしまったのです。そこで、精油をラベンダーに変えて塗布するようにしてみました。しかし、これもまた私がいけないのですが、薄めることをめんどくさがったため、悪化はおさまりません。
もちろん、めんどくさいからといって、精油を薄めずに広範囲に塗布したりすることは家族や他人には絶対にやりませんが、自分自身だと適当になってしまいました。なかなか回復しないので、ここでようやく正しい方法をとることにしました。ラベンダーとティートゥリーをキャリアオイルに薄めて、少量を患部に塗布します。そうすると不思議なことに治りは格段に早くなりました。まだ跡が少し残っているので、傷の回復を早めるようにキャリアオイルにはラベンダーの他に、ゼラニウムとフランキンセンスも混ぜてみました。
自業自得な体験ですが、みなさんは決して真似をしないでください。ティートゥリーもラベンダーも、直接肌につけても問題ないとされている精油ではありますが、それはチョンチョンと塗るレベルの話で、広範囲では絶対に使用しないこと! またそれらは応急処置として継続しないこと! 精油は必ずキャリアオイルに薄めて使用してくださいね。
アロマのある生活 No.175
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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