みなさん、こんにちは。ちょっと暖かくなってきたのでこのまま夏に向かうのかな、なんて思ったら寒くなっての繰り返し。体調も、良くなったかな、と思ったらまた風邪気味の繰り返し・・・なんて方はいませんか。日本に住む友人は、温度差アレルギーが発症して、薬を飲むほどだったそうです。どちらにしても、ハワイでも日本でも、寒暖の差の激しい時は、気を抜かずに注意しましょう。
さて、私はアロマセラピーを仕事としているので、定期的に精油の仕入れをしています。仕入れるものは、精油だけでなく、マッサージ用、ワークショップ用のベースになる植物油なども含まれます。マッサージに使うベースのオイルは様々です。お客様の肌質はそれぞれ違うので、一人一人に合わせてベースのオイルを調合するのが好ましいですが、しかし、それだと時間もかかりますし、ベースのオイルは精油と違い酸化が早いので、日持ちもしませんので、あまり現実的ではありません。
一般的によく使われるのは、スイートアーモンドオイル、ココナッツオイル、グレープシードオイルなどです。これらをすでに使いやすく調合されて販売されている場合もあります。基本的に、アロマセラピーのマッサージに適しているベースのオイルは、無臭のものです。精油の香りの効果を引き立てるためです。私も、長年いろいろなベースオイルを試してみましたが、今はココナッツオイルとホホバオイルの併用を基本としています。
ココナッツオイルというと、あのココナッツ独特の香りがするような気がしますが、マッサージ用に抽出されたココナッツオイルは、クッキング用と違って無臭です。ホホバオイルは、人間の肌にもともとある成分と同じ成分が含まれるため、ベタつかずにお肌に潤いを与えることができます。ココナッツオイル単体で使うと、少しベタつきが気になるという方もいると思います。ホホバオイル単体で使うと、すぐにお肌に浸透してしまい、他のオイルに比べて単価も高いですし、経済的ではありません。
そこで、この二つをお客様の肌質に合わせてちょうど良い量をそれぞれブレンドして使用しています。たまに、とても乾燥のひどい肌の方には、さらにそこに栄養効果の高いアボカドオイルやモリンガオイルを少しだけ足したりします。モリンガオイルは、保湿効果も高いのですが、香りが強いので、本当に少量のみ加えます。後は、精油のそれぞれの効能を考えてブレンドし、それぞれのお客様にカスタマイズされたマッサージオイルとなります。
ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルは、特に手軽に使えるベースオイルです。その時の肌質に合わせてベースオイルもブレンドして使用すること、ご自宅でセルフマッサージをする際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アロマのある生活 No.218
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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