【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】メディケア・アドバンテージの注意点
●メディケア・アドバンテージ(パートC)はパートAとパートBの両方を持っていることが条件のため、パートCに加入してもパートBの保険料は払い続けることになります。
●パートCに加入している場合、メディケアカードではなく、保険会社のカードをお使いください。毎年変更することができますし、前の保険会社へ戻ることもできます。
●保険会社を選ぶ時には、毎月の保険料が安いからと安易に飛びつかないように注意が必要です。内容を把握していないままでいざ病気になったら、予期せぬ治療費や薬代で困ることがあります。すべてのドクターがネットワークに入っているかどうか、また薬のカバレッジがどうかを確認しましょう。
●医療保険は保険の内容が重要なため、特典として提供されているベネフィットより保険の内容が充実しているものを選んでください。
●ドクターの加入リストに記載されていても年の途中で契約をやめる場合もありますので、予約の際、主治医や専門医などのプロバイダーがネットワークに入っているかどうか常に確認することをお勧めします。
●9月末にはANNUAL NOTICE OF CHANGEやMEDICARE & YOUなどの冊子が届きますので、内容をご確認ください。読むのが面倒な方は信頼できるエージェントからの説明を受け、見直ししましょう。
●病気になり治療をする際、PRIOR AUTHORIZATION(保険会社から治療の前に許可を得ること)がスムーズに取れるかどうかも考慮したい点です。
●保険会社により薬のカバレージは異なりますので、プランの変更の際、必ずチェックしましょう。
●眼鏡を購入するため、眼科医に行き検査をしました。その処方箋で、眼鏡屋で眼鏡を作ってもらったら、はっきり見えなかったため、作り直しました。眼鏡を作る所で検査してもうほう方が良いかもしれません。
●ジェネリックの薬はメールオーダーにすると、無料だったり、1カ月分の料金で3カ月を受け取ることができますので、うまく利用しましょう。
●保険会社からの手紙が読めず、携帯電話もメッセージが残せない設定ですと、保険会社は連絡が取れず困ります。保険料を支払わなかったため、実際保険を解約されたケースがありますので、気を付けましょう。ある方は保険がキャンセルになったことも知らず、クリニックに行って初めて保険が無くなっていることを知らされました。
(日刊サン 2021.10.27)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]