初期申請期間 Initial Enrollment Period
今回は初期申請期間についてのお話です。メディケアが申請できる時期は65歳のお誕生日の月の前3カ月、お誕生日の月と後3カ月の7カ月の期間です。障害者の場合、65歳以下でもSOCIAL SECURITY BENEFITを受け取り始めて25カ月目からメディケアが可能になります。
メディケアには薬のカバレッジがないので、パートDあるいはパートＣ（メディケア・アドバンテージ）の加入をご検討ください。
メディケアの申請が出来る時期は皆さんの状況により異なります。ハワイでは65歳過ぎても働き続ける方が多いので、会社からグループの健康保険（従業員20名以上）を提供されている場合、無料のパートAのみを申請している方が多いようです。最近では突然会社から解雇通知を出され、慌ててパートＢの申請をすることになった方が多いので、ある程度将来の予測が立つ場合、前もって準備をしておくと安心ですね。
64歳を過ぎて、グループの健康保険を持っている間、いつでもパートＢの申請が出来るのをご存知ですか？ お誕生日が１日生まれの方はお誕生日の前の月からメディケアがスタートになります。
保険料
•パートAの保険料は１０年税金を納めていれば、無料です。
•パートBの保険料は２年前の税金申告書に基づき、2021年は$148.50～$504.90となっています。不動産などを売却した場合、利益がでますので、１年だけ高い保険料を支払うことになります。
申請方法
•ソーシャルセキュリティ事務所へ電話（1-800-772-1213）で申し込む。
•オンラインで申請する。
•ソーシャルセキュリティ事務所へ行く。
現在事務所は閉まっていますが、事務所が開いたら、予約をして、必要書類を持って行くことをお勧めします。
注意点
従業員が20名以下の会社で働いている方は65歳になる前に会社のアドミニストレーターにメディケアの申請が必要であるかどうか確認なさってください。申請をしないとペナルティがかかるかもしれません。
（日刊サン 2021.09.22）
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
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