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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】65歳になる前に
あなたはいつメディケアのパートAとパートBの申請をしますか? 皆さんの状況により、申請の時期が異なりますが、アメリカで10年働いていて、税金を納めていれば、65歳でパートA(HOSPITAL)は無料で取得できます。パートB(MEDICAL)は無料ではなく、2022年の保険料は$170.10から$578.30です。
会社からのグループ保険(従業員20名以上)を持っている方はパートBの申請を遅らせることができますが、下記の方はパートBのペナルティがかからないよう注意してください。
- グループ保険(従業員20名未満)
- コブラ(COBRA)
- アフォーダブル・ケア・アクト(ACA)
- TRICARE FOR LIFE
- 退職後、会社から医療保険が提供されている場合
年間収入や資産の少ない方には エクストラ・ヘルププログラムがあり、お薬のヘルプを受けることができるかもしれませんので、メディケアの事務所にお尋ねください。2023年は以前より加入しやすくなると聞いています。
ソーシャルセキュリティの年金をまだ受け取っていない方はいつ受け取り開始するか検討する時期です。受け取り開始ができる時期は62歳から70歳までです。
シニアになると転ぶ方が増えてきていますが、救急車で運ばれ、検査した結果、骨折していると、病院やリハビリセンターに予想以上に長く滞在することになります。
夫婦であっても、どこに何が置かれているかわからないものですので、万が一に備え、スーツケースに病院に滞在中必要な一式を用意しておくと、届ける方も受け取る方も助かりますので、お勧めします。
法的文書の準備
1人暮らしや子供のいないご夫婦の方は万が一のことを考えて準備しておかないと、親戚や周りの友達に迷惑がかかります。
重要書類、主治医、緊急連絡先、ファイナル費用、ハワイに子供や親戚のない1人暮らしの方は日本の連絡先などをお部屋のわかりやすい所、冷蔵庫などに貼っておきましょう。
現在持ち家のない方は早めにシニアハウジングの手続きをしましょう。半年待ちで入居できた方もいますが、通常数年もかかります。シニアハウジングの良い点は追い出される心配がなく、場所によっては収入の30%の家賃で借りられる所もあります。長年借りていて今は家賃が安くても、オーナーが代替わりなどして、相続した子供が家賃を相場にすることもあります。高齢になると借りるのは難しくなりますので、早めの手配が必要です。
(日刊サン 2022.11.23)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]