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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】即時年金とは?
将来どこの国で暮らすにしても老後資金が必要になります。アメリカでは日本のような退職金制度がありませんので、ご自身が積極的に老後の対策をしなくてはなりません。アメリカの老齢年金をご夫婦が受け取っていても、どちらかが欠けてしまうと1人分になります。家賃や管理費を支払ったら、残りはわずかになってしまいます。
老齢年金を受け取る時期により、かなりの差が出て来ます。退職してから20~30年受け取るものですので、税金を十分納めていない方は老後が大変になります。自営業で従業員にお給料を支払って、ご本人は受け取っていなかったという方にお会いしました。当然社会保障税を納めていないので、退職後にもらえる額は少なくなってしまったそうです。
老後のために貯めた預貯金、IRAや401Kの一部まとまった額を一生涯受け取ることができるタイプの即時年金にしてはどうでしょうか? 即時年金は受取時期をご自分で決めることができ、早ければ翌月から遅くとも一年以内の受取を開始することになっています。毎月お給料のように受け取れ、生きている限りの保障があるので、長生きしても底をつく心配がありません。
老齢年金一人分で十分生活ができるという方は少ないと思われますので、収入の4割は401KやIRAなどの収入で補いたいですね。年齢に関係なく、貯金が十分ある方は生命保険に加入する必要はないかもしれませんが、老後の蓄えのない方は20万から30万ドル位の掛け捨てタイプの生命保険に加入しておけば、PEACE OF MINDです。残された方の老後を考えると一安心ですね。
ハワイの物価高ではなかなか貯金をするのは難しいので、天引き、先取り貯金をお勧めします。私の経験では知らず知らずのうちに貯まりました。
私は大きな額を銀行のSAVING口座に5年位置いていましたが、利息は雀の涙ほどでした。住んでいるコンドが古くなり、いつ特別賦課金が発生するかわからなかったので、手元に置いておきたかったからです。去年HOME EQUITY LOANを開け、万が一のために備えました。これでFIXED ANNUITYを開けることにより、毎月$1,000以上の利息を受け取っています。最近では金利が良くなってきています。5年のFIXED ANNUITYタイプでしたら、4%前後の利息が付く物もありますので、ご興味のある方は専門家にお尋ねください。
(日刊サン 2022.8.31)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]