- ホームページ
- ハワイ在住者のためのライフプランのお話
- 【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】2022年 ソーシャルセキュリティの受給額
【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】2022年 ソーシャルセキュリティの受給額
皆さんは2022年のソーシャルセキュリティの年金額が去年に比べ、5.9%上がったことはご存知ですね。なんと2008年の5.8%以来の大幅な値上げになります。平均受給額が$92上がり、$1,657になりました。アメリカは年々インフレが続いていますので、この値上げがないと私達の生活が大変になってきます。皆さんは周りの人たちがどれくらいの年金を受け取っているか、ご存知ないと思われます。最高年金額は満年齢で$3,345です。税金をしっかり納めないでいると、後でつけが回って来ます。気が付いた時にはもう手遅れということになりますので、会計士からきちっとアドバイスを受け、老後の生活が困らないような計画が必要です。
年金を満年齢より早く受け取る方で、仕事を続ける場合、限度額に注意が必要です。$19,560を超えなければ問題ありませんが、この額を超えると、なんと$2に対して$1が減額されます。例えば、$25,000の収入があった場合、限度額が$19,560ですので、超過分の$5,440の半分が取られることになります。また満年齢になる年は限度額$51,960を超えると、$3に対して$1が減額されます。しかし満年齢になれば、制限がなくなりますので、どれだけ収入があっても心配ありません。
- 1943年から1954年生まれ…66歳が満年齢
70歳まで待てば、32%増 - 1960年生まれ以降…67歳が満年齢
70歳まで待てば、24%増
メディケアのパートBの保険料は$148.50から$170.10に$21.60値上がりし、なんと14.5%です。ソーシャルセキュリティの年金が少々値上がりしても、差し引かれる分があると、目に見えないような額になります。2023年の社会保障生活費調整(COLA)は8.6%に達する可能性があり、1981年以来の最高値になりそうです。
皆さんの実際の生活で、今まで$100で買えた食料品が現在ではすべてが値上がりして、今までの70%位しか買えないのが、現状ではないでしょうか? 毎月赤字で貯金を切り崩している方はパートの仕事を見つけましょう! シニア向けのお仕事として、ハウスキーピング、洗濯やドライクリーニング、体の不自由な方の手助け(料理、掃除、お買い物)…探してみると色々ありそうです。日本で暮らしているシニアも年金だけでは生活できず、仕事を持つ方も多いようです。
(日刊サン 2022.7.27)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]