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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 メディケア・アドバンテージ(パートC)について
多くのシニアの皆さんはメディケア・アドバンテージ=パートCに加入していると思われますが、どんなプランでしょうか? パートCにはパートA(入院)+パートB(医療)+パートD(処方箋薬:このカバレッジがないパートCもあります)が含まれます。オリジナルメディケアのパートAとパートBの両方を持っている方は加入可能で、保険会社が提供しています。ホノルルだけでも20種の薬付きプランが紹介されていて、この中から1つのプランを選ぶことになります。
•HMSA
•KAISER
•UNITED HEALTH CARE
•HUMANA
•DEVOTED(2023年1月からスタート)
•ALOHA CARE
•OHANA
重要な点について
メディケアのパートBの保険料は支払い続ける必要がありますが、オリジナルメディケアから離れて、保険会社のプランに加入することになります(オリジナルメディケアのカードは使わず、保険会社のカードで生活することになります)。
保険会社のプランはオリジナルメディケアが提供しているすべてがカバーされていて、追加のベネフィットが組み込まれています。
•加入の際には自分のドクターがネットワークに入っているかどうかを確認しましょう。
•必要な薬がカバーされているかどうかを確認。
•薬代に多額の支払いがある方は連邦政府が提供しているエクストラヘルプ(EXTRA HELP)に加入できるかどうか確認してください。収入と資産のチェックがありますが、加入できると薬代がかなり安くなります。
•会社のグループ保険が切れてから63日以内に薬のカバレッジが必要ですので、ペナルティーがかからないよう気を付けましょう。
•メディケア・アドバンテージに加入するとメディケア・サプルメントの加入はできません。
•オリジナルメディケアの医療費は自己最高負担額の制限が無く、常に自己負担が20%かかってしまいますが、メディケア・アドバンテージの場合、各プランには自己最高負担額が明記されています。自己負担額に達すると、それ以上の分は12月31日まですべて保険会社が負担してくれます。
•ブランドの高い薬を服用している方は、カバレッジギャップのステージに入ると薬代の定価の25%が自己負担になります。7月頃から秋頃に薬代が高くなります。
•2023年のプランにはデンタルのカバレッジが含まれていますので、ご自分に合ったプランを上手くご活用ください。
皆さんの中には毎年の見直しもしなく、10月1日に保険会社から送られてくるANNUAL NOTICE OF CHANGEの通知も読んでいない方もいます。プランは無料でもパートBの保険料は$164.90から$560.50を支払っていますので、ぜひ説明会などで詳しく知っておくことをお勧めします。
(日刊サン 2023.6.28)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]