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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】RMDってご存知ですか? 72歳になったら引き出しの必要があります
RMDとはREQUIRED MINIMUM DISTRIBUTIONの略です。退職している方はTRADITIONAL IRAや401Kを、72歳になったら必要なくても引き出しする必要があります。引き出し時期があることを知らずに、老後のためにと積み立てている方もいらっしゃることでしょう。
RMDは引き出すべき額を引き出さないでいると、50%のペナルティがかかりますので、気を付けましょう。今まで税優遇を受け積み立てたのですから、引き出し時に所得課税対象になり、連邦税や州税が発生することになります。
最低限の引き出し額を毎年引き出さなくてはならないのは面倒でもありますが、しかし多くの方にとって生活費として使うことができ、大変ありがたいものです。
現役の時に収入の一部を税優遇のあるTRADITIONAL IRAや401Kへ入れ非課税で積み立てていけば、数十年もすればかなりの額を貯めることができます。
勤務先が401Kを提供しているなら、TRADITIONAL IRAの両方で積み立て、また会社が401Kを提供していない場合、積極的にTRADITINAL IRAかROTH IRA(税金支払い済)を始めることをお勧めします。
401Kは会社によりルールが異なり、離職するまで一切引き出せない場合もありますが、引き出す必要がない方にとっては離職するまでRMDを遅らせることができますので、勤務先に確認してみましょう。
私の知人で40年以上働き、65歳過ぎに退職をしましたが、401Kもしっかり貯め、一部を一生涯受け取れる即時年金にして、現役と同じように優雅に暮らしているシニアもいます。この即時年金の良いところは予想以上に長生きしても、生きている限り、お給料のように毎月収入を得られるので、底つくことがありません。
最近では物価が値上がりして、私達の生活を脅かしていますので、賢い生き方をしたいですね。食料品や日常品、ガソリン、電気代など。生活を切り詰めるには限度がありますので、やはりパートなどで収入を得る対策をしたほうが良いかもしれません。
後で後悔しないように、大きな額を動かすときは専門家のアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
(日刊サン 2022.5.11)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]