私たち日本人がアメリカで住み始めると最初に困るのがクレジットカードの申請です。少しずつ信用を積み重ねて、個人にクレジットスコアが付けられます。

　特に独身の方に知っておいてほしいのは、たとえご本人が一生懸命頑張って良いスコアを取っても、結婚する相手のスコアが悪い場合、将来不動産や車の購入でローンを組む際に影響することです。良いローンレートが取れなかったり、最悪ローンが取れないこともありますので、尋ねにくいことですが、結婚前に税金申告を毎年しているかどうかクレジットスコアの確認も必要かもしれません。

　知人で結婚前には度々高級レストランで食事をして、派手な生活をしてリッチそうに見えたけれど、結婚してみたら、税金滞納で借金だらけだったので、別居中という話を聞いたことがあります。やはり金の切れ目が縁の切れ目ですね。

　ゼロからどのようにクレジットカードやクレジットスコアを築いていくか見てみましょう！ 一般のクレジットカードは最初難しいので、あなたの預金額が限度のセキュアクレジットカードを取り、信用を少しずつ築いていきましょう！ 信用調査会社には下記の3社があります。

•EQUIFAX　•EXPERIAN　•TRANSUNION

　不動産会社は通常テナントの調査の際、3社の中からレポートを取り寄せますので、ご自身でも年に1回は調べることをお勧めします。CREDIT KARMAは無料で手に入れることができます。

　クレジットスコアは大きく分けると5つに分かれていますが、GOOD（740-799）やEXCELLENT（800+）を目標にしましょう！

　スコアアップのために必要なのは期日内に支払いをすることです。コントロールが面倒な方にはペナルティを避けられるよう、自動引き落としの設定をお勧めします。

　悪いレコードは7年間残ります。滞納が発生した場合、消すことはできないので、挽回するつもりできちんと期日内の支払いを守っていれば、スコアは徐々に良くなるでしょう。

　クレジットカードは持っていても使わなければ、スコアは上がらず、使用してきちっと支払うことによりスコアは上がっていくものです。

　クレジットカードは便利なプラスチックマネーです。負債額が大きくなると返済は大変になり、金利も異なりますので、高い金利のものから返済しましょう。返済が間に合わない時は持ち歩かない方法もあります。返済額が多い場合は、負担を軽くするためにバランストランスファーを検討しても良いかもしれません。