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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】メディケアのパートD(処方箋プラン)にはカバレッジギャップがあるのをご存知ですか?
シニアの多くの方はメディケア・アドバンテージ(別名パートC)のプランに加入なさっています。パートCには何が含まれているでしょうか? パートCは通常パートA(HOSPITAL)、パートB(MEDICAL)、パートD(DRUG)が含まれているALL IN ONEのプランです。今回お話しするのはパートDについてです。大きく分けると4ステージがあります。
•DEDUCTIBLE(控除)
•INITIAL COVERAGE(初期カバレッジ)
•COVERAGE GAP(カバレッジギャップ), OR DONUT HOLE(別名ドーナツホール)
•CATASTROPHIC COVERAGE(カタストロフィックカバレッジ)
2023年の各保険会社のプランを比較してみると、控除(自己負担額)のないプランがありますので、ブランドの高い薬を取っている方は毎年見直しをお勧めします。控除額を支払わないと保険会社が紹介している料金で薬が手に入らないプランもあれば、最初から控除額が一切ないプランがあるということです。取っている薬がジェネリックで$4~$5位であれば、控除の心配はありません。
しかしいつまでもこの状態でいられるかどうかはわかりませんし、ある日、突然予期せぬ病気を診断されたり、緑内障と初期診断され、薬と取るようになると、ブランドの薬になることがありますので、控除が発生するかもしれません。 薬は5つのTIERに分かれていますが、保険会社に寄って、カバーされない薬もあれば、TIERが異なることもあります。
薬代はご自分が支払った額と保険会社が支払った額の合計が$4,660に達すると、カバレッジギャップ、別名ドーナツホールに入ることになります。この金額は毎年変わります。
薬代の定価を知っていれば、また保険会社から明細書が送られてきますので、いつ頃この時期に入るか予測できます。このステージに入ると、今まで取っていた薬が$45位だったのが、薬の定価の25%が自己負担になりますので、定価$700の薬は$175になります。
このようにブランドの高い薬を2種類取っている場合、このステージに入るのが早くなります。実際毎月$300以上の薬代に悩まされている方もいますので、慎重にプランを選びましょう。
新しい薬を試す場合、この薬の定価がいくら位するのか把握していないと、たとえ良い薬でも自分のバジェットに合わないこともあります。プランの変更の際、ドクター及び薬のリストを提示してエージェントに調べてもらいましょう!
(日刊サン 2023.4.26)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]