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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】退職後の医療費はどの位かかるか考えたことありますか?
退職後の生活費を考えると、限られた収入でやりくりしなくてはならないのですが、老齢年金や今までリタイヤメント資金として貯めたIRA、401Kや個人年金を引き出して生活することになります。
退職後、今まで貯めた老後の資金が尽きないように毎月の生活費を再度見直す必要があります。
固定経費の内訳を出してみましょう。その中に医療費が入るのですが、どの保険を選ぶかに寄って毎月の医療保険料が異なり、医療費には毎月の保険料と病気になった時の治療費を予算に入れなくてはなりません。
私の夫は79歳ですが、お蔭様で何の薬にも頼らず超元気で暮らしていましたが、2020年の秋にいよいよ入れ歯にするかインプラントにするか決めなくてはならない時期が決ました。主人は即座にインプラントでお願いしますとリクエストしましたが、専門医に回され、なんと見積は約$50,000で、その他に顎の専門医にまわされ、約$60,000以上かかりました。車でも買い替えようかと考えていたところでしたが、買わなくて良かったと思いました。このような突然の予期せぬことも、起きると考えて備えておきましょう。
今まで必要がなかった補聴器のお世話になる時期が来るかもしれません。聴覚の検査も年に1回はチェックしたいものです。実際良く聞こえない方と会話するのは大変です。一人暮らしの方はご自分の耳が遠くなっていることに気が付かず、通常の会話がスムーズに行かないことがあります。補聴器の料金もピンキリのようですが、生活に支障をきたす前に用意したいものです。高い物は$7~8,000ドルと聞いています。購入の時期が来たら、どの保険を選ぶか慎重に決める必要があります。
健康状態は年と共に衰え、医療費はかかるょうになりますが、いつ病気になるかはわかりませんので、予算に入れて、使わなかったら翌年の予算に加えて備えましょう。
急に大きな額をIRAや401Kから引き出すと税金がかかりますので、計画が必要です。
毎月の経費には長期介護は予算に組み込まれていないと思われますが、メディケアではカバーされません。長期介護保険をお持ちでない方は、毎年少しずつサイドに貯金が必要かもしれません。知人で介護のお世話になっている方は施設に入り、雑費など含めると月$10,000位かかっているそうです。あなただったらどうしますか?
(日刊サン 2022.4.20)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]