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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】長期介護保険の必要性と選び方
LONG TERM CARE INSURANCEは日本語で長期介護保険のことです。日本では40歳から介護保険の加入が義務付けられ、一生涯払い続けることになります。病気や事故などによって介護が必要になった時に備えて加入する保険です。ですから年齢に関係なく、若い方でも考えるべきでしょう。
介護費用は年々高騰しています。もし何も加入していなければ、今まで貯めた貯蓄を使い果たし、不動産の売却や生命保険を解約せざるをえないケースも少なくありません。この自己負担を軽減するのが長期介護保険です。まわりに迷惑をかけずに人生が終えられれば理想的ですが、こればかりは誰もわかりません。最終的に日本へ帰国する方には問題ありませんが、アメリカで一生を終えるつもりの方はご検討ください。
長期介護保険に加入する理由として
- 充実した治療を心おきなく受けたい。
- 自己負担を軽くしたい。
- 今まで築いた財産を減らしたくなく、家族へ残したい。
- 介護費用は経済的にも精神的にも大きな負担となるので、配偶者や子供達に迷惑をかけたくない。
- メディケイドで提供している施設の選択肢は少なく、質が期待できない。また、財産を使い果たしたり隠してまでして政府のお世話になりたくない。
- 長期介護保険を持っていることは心の平和をもたらし、安心して生活ができる。
長期介護保険がカバーするもの
- 自宅介護、老人ホーム、介護施設、長期療養施設
- アダルト・デイケア・センター
支払い方法
- 実損払い(実際かかった費用がカバーされるタイプ)
- 定額払い(決まった額が支払われるタイプ)
カバレッジの選び方
- 毎日或いは毎月の給付額
- 給付を受ける際の待機期間
- 給付期間
- どのような特約を加えるか(インフレーションなど)
医療保険のように掛け捨てタイプはもったいないとお考えの方には生命保険に特約として長期介護を付けることができたり、月払い、年払い、一括払いなど色々なタイプがあります。メディカルの査定は生命保険より長期介護保険の方が厳しいため、生命保険に加入できても長期介護保険には加入できないことがあります。女性は骨祖しょう症になると加入が難しくなりますので、老後アメリカで暮らす方でしたら、生命保険と同じように若い時に加入することをお勧めします。
(日刊サン 2022.3.9)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]