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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】老齢年金の受け取りに関して
老齢年金を受け取るためには40クレジットが必要とされています。1年に取得可能なクレジットは4クレジットとなっていますので、10年働く必要があります。
2024年は1クレジットを取得するために必要な収入は$1,640ですので、1年で$1,730 X 4クレジット$6,9200になります。この金額を超えても4クレジットのみになります。
老齢年金を受け取ることができる年齢は62歳から70歳になっていますが、生まれた時期により、満年齢が異なり、1937年以前生まれなら65歳、1960年以降生まれなら67歳となっています。67歳で満年齢の方は62歳で受け取り開始すると、30%が減額され、満年齢から1年につき8%が増額されますので、受け取る時期は慎重に決めたいですね。
老齢年金の平均はどのくらいでしょうか?去年の平均は$1,848でしたので、3.2%増えて、$1,907になりました。
配偶者年金
今まで家庭で子育てなどをしていて、職を持ったことがない方でも10年以上結婚していれば、満年齢に達していれば、配偶者の50%を受け取ることができます。また離婚した場合でも、10年以上結婚していて、再婚していなければ、年金を受け取る資格はあります。
本人及び配偶者が受け取る年齢が満年齢に達しているか達していないかにより受け取る額が異なります。配偶者が満年齢を超えて受け取り開始を遅らせても、配偶者年金の額は増えませんので、注意して下さい。
私のまわりには62歳で受け取っている人もいれば、70歳まで遅らせて受け取っている人もいますが、どちらが良いのでしょうか?
ご自身の健康状態と相談して、78歳まで生きられそうもなければ、62歳で受け取りを開始、82歳まで生きられそうでなければ、満年齢の67歳で、それ以上生きられそうなら70歳まで待てば良いでしょう。受取はいつでも申請できますので、状況が変われば、いつでも手続きができますので、ご安心下さい。
老齢年金の計算は35年がベースになっていますので、35年に達していれば、高い部分の35年が使われますが、35年に達していなければ、足りない部分はゼロで計算されますので、後悔がないよう慎重に決めましょう。
(日刊サン 2024.2.28)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]