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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】メディケア&メディケイド
アメリカでは5人に1人がメディケイドという連邦と州の共同プログラムを通じて、無料または低料金の医療保険を受けてています。メディケイドは低所得の家族、資格を持つ妊婦と子供、補足的保障所得(SSI)を受けている人に提供される保険です。
この数年の間にメディケイドを取得している方が増えたようです。今までは65歳前に仕事を無くし、メディクエストを取得した方は、65歳頃になるとメディケアに加入できるので、メディクエストが無くなる通知が送られていました。
しかしコロナの時期に65歳になった方には、何の査定もなくメディクエストが自動更新され、メディケアとメディケイドの両方を持つことが可能になっているようです。
不思議な点は本人が仕事に復帰して収入があっても、また配偶者がフルタイマーで仕事をしている場合でも、メディケイドが支給されていることです。通常家族の収入と資産の制限がありますが、全然チェックされていないようです。
現在州から手厚いサービスを貰っている方はいつこのメディケイドが切られるかは時間の問題です。
健康保険マーケットプレースを通じて、多くのメディケイド加入者は州と契約している民間の保険会社のプランに加入することが出来ます。65歳になれば、メディケアとメディケイドの両方を持っている方は保険会社のDUAL PLANに加入でき、保険会社によっては医療費、薬代、デンタル治療などすべてが無料、ヘルシーフードや薬局で販売されている処方箋の必要がない商品など$175相当の買い物ができます。最初の保険のメディケアでカバーされなかった部分の残りをメディケイドがカバーされ、ご本人の負担が無くなります。
コロナ時期に何の査定も無く、自動更新になってメディケイドを受けている方も、いつ保険が切られるかわかりません。郵便物を絶えずチェックしておきましょう。状況が変わった時にはDUAL PLANを持ち続けることができないので、スペシャルエンロールメントの時期を利用して、プランの変更手続きが必要になります。気を付けていてください。
(日刊サン 2023.2.8)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]