アメリカ・ハワイ生活も“プロ級”の日刊サン読者のみなさん、アロハ!みなさんも一度はアメリカの結婚式に招かれたことがあるとは思いますが、私も先日、義兄の継子(花婿)の結婚式に招待されたので行ってまいりました。
ハワイでも、友人のビーチウェディング+BBQパーティーのようなカジュアルな結婚式には招かれたことはあるものの、アメリカ本土での本格的な結婚式は初めてです。日本とは違うマナーもあるだろうし、ここは義母と夫の言う通りにしていれば間違いはないだろうと、2人の助言に従って準備を進めることに。
黒の落ち着いたドレスはいくつか持っていましたが、黒じゃない方がいいね、との2人の意見もあり、そしてよく考えたらフォーマルなバッグも靴もなかったので、一式新調しにみんなでお買い物に出かけました。
夫も義母もそれぞれ自分の服を選び、私もシルバーのラメ入りドレスを選びました。バッグも靴も、義母の助言に従いドレスの色に合わせたキラッキラのシルバー。ついでに買ったヘアアクセサリーもキラキラジルコニアがびっしり。
そうでした、義母は情熱のラティーナ。「このバッグはギラギラすぎて、Too muchじゃない?」と、私はすこし地味めのを買おうとしたら、全力で阻止されました。笑
そして当日の朝になり、元美容師である義母は、張り切って私の髪のセットアップをしてくれました。日本にいたなら、私は落ち着いたゆるいウェーブのハーフアップにしたでしょう。いや、でも、今回はアメリカの結婚式、義母に従っていたら間違いではない・・・。
できあがったヘアスタイルは、ザ・ド派手!!盛り盛りハーフアップの下はスパイラルウェーブ!!もはやキャバ嬢・・・もとい、めっちゃ素敵・・・。このアゲアゲなヘアスタイルは花嫁よりも目立ってしまわないだろうか?と、一抹の不安をよそに、夫も義母も、同居人もみんな褒めてくれるし、まあきっと他の出席者も派手に違いない
続いて気になったのは、ご祝儀。ハワイでは、私の友人のお祝い事には、プレゼントやギフトカードを送ったりしていました。今回もギフトカードという選択肢もあったのですが、相談の結果、現金を渡すことに。そこで夫が一言、「かわいい日本の封筒持ってたよね?それに入れて渡そう」と提案してきました。はい、持ってますよ富士山の絵が書いてあるかわいいお年玉用の「ポチ袋」を。ほんとにそんなんでいいんか?と思いつつ、義母が良いと言うので間違いない。名前を書いて現金を入れました。
さて、装備も整ったところで結婚式会場へ、いざ出陣。実際、集まった招待客の中には、普段着に近いカジュアルな人もいれば、露出の激しい新郎の祖母に、少女みたいにかわいいドレスの新郎の母、十人十色で、私の髪もドレスもバッグも靴も全く派手ではありませんでした。
ただ一つ、困ったことは、私の選んだシルバーのラメ入りドレスは、ラメがめちゃくちゃ落ちるのです!!私が通過した場所にはキラキラが・・・座った場所にもキラキラが・・・ハグした人にもキラキラが・・・まるで妖精の粉を振りまくティンカーベル。屋外での式は、じっとりと汗ばむ気温の中でキラキラがあちこちにこびりつき、そしてラテンのノリで盛り上がった披露宴のダンスパーティでは、キラキラをまわりに撒き散らす、鱗粉振りかけオバサンと化していたのでした。 (後編へつづく)
フロリダ生活雑記 No.4
WotaNeko
ハワイ9年、フロリダ在住0年のグラフィックデザイナー。マンガ・アニメオタクの日本人妻。夫も同じ趣味を持つプエルトリコ人。夫の実家の大家族と同居中だが、引っ越したら猫が飼いたい。