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【Let’s KAIZEN 業務改善のすすめ】[最終回] システムもルールも改善し続けよう
アロハ! システムエンジニアの窪田みな実です。
このコラムでは、毎回ITを使ったKAIZENについてお話ししてきました。今回が最終回ということもあり、最後にみなさんにお伝えしたいことをお届けします。それは「システムや社内の仕組み、ルールそのものも改善していこう」です。
会社が提供する商品やサービスについて改善していくことと同じように、社内のルールやルーティーン、やり方や作ったシステムについても見直していくことが重要です。
最初に用意したシステムに合わせて、毎日、何の疑問も抱かずに仕事をこなすことはもったいないことです。疑問に思ったこと、もっと改善できると思えることを自由に意見したり、仕事の改善点を定期的にアンケートしたり、会議で話し合ったり、集計したデータを元に問題点を洗い出し続けることです。そうして改善することで、仕事の効率もあがり、自ずと職場の雰囲気も良く変わっていくでしょう。
5年、10年、数十年経つ会社もたくさんありますが、なかなか業務の進め方そのものを変えられないままの会社も多くあります。同じやり方に慣れて、あるいは長く勤めるスタッフに気を使った結果、やり方を変えられないままになっているかもしれません。
数ヶ月から年単位、数年単位で計画を立て、社内の仕組みについて考えていく必要があります。このときも重要なのは「一気にすべてを変えようとしないこと」。
大手の会社でもシステムは定期的に作り変える時期を迎えます。私たちの仕事は、パソコンが出来てからのこの数十年で生活がかなり変わったように、仕事も変わり続けていくのです。
これまで12回に渡って「KAIZEN=業務改善」に関するトピックをお伝えしてきました。
日本ではDXという言葉でAIなどを利用したITで実現される未来について語られる場が増えていますが、このコラムで話してきた内容は、もっとみなさんの目の前のリアルな話です。
業務のITへの置き換えや業務整理、変革のなされていない会社に近未来のロボットが導入されても使いこなせません。何を変えていけば成果につながるのか分からないままです。
あくまでITはツールです。だから、劇的な変化が起こせなくても、今できるところからやっていきましょう。
少しでもお役に立てることを祈っております。ありがとうございました。
Let’s KAIZEN 業務改善のすすめ No.12 – 最終回
窪田みな実
SThink(エスシンク)代表
接客業・事務員などを経験し、毎日の仕事はもっと短時間でできると考えるようになる。神戸市にて独立し中小企業のITを交えた業務改善のサポートを行っている。初めてのハワイでハワイの海の虜に。
メールアドレス: [email protected]
サイト: minami-system.com