最近、友人に誘われて新しいゲームを始めました。言わずと知れた名作シリーズの最新作「モンスターハンター・ライズ」とその追加コンテンツ「サンブレイク」です。かつては発売日に予約購入して、ボタンの押し過ぎでコントローラーを壊すほどやりこんでいた時代もあったのですが、近頃は何だかんだと忙しく、遅れてのスタートとなってしまいました。とはいえ、やはりかつてのゲーマーの勘を取り戻すのにはそう時間はかかりませんでした。
ゲーム自体はシンプルで、モンスターを倒しながらストーリーを進めていくものですが、他のプレイヤーと協力して強敵と戦うこともできます。というわけで、一人では手に負えないようなときは先述の友人には大変お世話になりながら、今もモンスターと戦い続けています。
私がハンターとして忙しくやっている間に、世間では同じく不朽の名作として名高い「ゼルダ」シリーズの新作「ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」が発売となりました。発売後3日でなんと1000万本の売り上げを記録し、世のゲーマーたちはハイラルという架空の国の中での冒険に勤しんでいるようです。このゲームはパズル的な要素もあり、子供から大人までが安心して楽しめます。
テレビゲームが子供のものとされたのはもう遠い昔の話。今では老若男女問わずに楽しめるものになっています。むしろ、ご高齢の方が認知能力を鍛えるトレーニングの一環としてゲームを楽しまれることさえあるようです。やりすぎはもちろん良くないことですが、「ゲーム脳になる」「ゲームなんかしていたら不良になる、犯罪者になる」などと言われることはほぼなくなりました。私が子供だった頃は真剣にそう言われていたことを思うと、良い時代になったものです。
ゲームに限らず、テレビやアニメ、漫画、携帯電話など、登場当時は子供に悪影響だと悪者扱いされたものの、今ではすっかり市民権を得たものもたくさんあります。それどころか、多くのものが産業としての地位を確立してきました。特に日本では世界に誇れるコンテンツも少なくありません。私は、自分の母国語でそれらが楽しめるということがちょっぴり自慢でもあります。
さて、なんだか小難しそうなことを書いてしまいましたが、そろそろハンター稼業に精を出す時間となりました。今日のうちに倒してしまいたいモンスターが私を待っています。早いところクリアして、次はハイラルの勇者にならねば、と思っています。
CAN OF ALOHA No.102
金平 薫 (Kaoru Kanehira)
香川県出身、現在はハワイ某所にて武者修行中。 日々のあれこれを、ゆるりとお伝えできたら幸いです。美味しいものには目がありません。 なんでもない毎日は Instagram:kaoru_days をご覧ください。