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足の学校 【巻き爪は伸ばせば治るは都市伝説】
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。
9月から年末まで4か月間は、しっかり足の知識が得られるように、身近なお話からさせて頂いておりますので、気軽にお付き合いください。
早速ですが質問です。足の爪はいつ頃カットしたか覚えていますか?
普通は伸びてきたら切ると思うので、いつ?と聞かれてもすぐに思い出せないかもしれません。爪の伸びるスピードから考えると、1か月に一度は切るのが望ましいです。いつも適切な長さにキープするのがトラブルを防ぐ第一歩となります。いつも靴下が破れるような方は爪切りのサイクルが遅いので、早めのカットを心がけましょう。
理想的な爪の長さと切り方
•爪が指先から出ない程度の長さ
•爪の角を斜めに落とさず、四角に切り、角はやすりで整えるのが理想(スクエアオフ)
爪が長いと起こるトラブル
爪に横線、へこみ、段差、変色、剥離などが起こります。長い爪のままスポーツをしたり、一日中歩いたりすると、数日後に爪がポロっと剥がれることもあります。
爪は伸びた部分が乾燥してくると巻く性質の為、痛い巻き爪の原因にもなります。ジェルネイルをされている方は爪が伸びても見えない為、伸びっぱなしの方が多いのですが、せめて一か月に一度は切るように心がけてくださいね。
巻き爪は伸ばすと治ると言われているのは「都市伝説」です。本当の巻き爪は、伸ばしても平らになることはありません。伸ばして治ったという方は、本当は巻き爪ではなく短く切り過ぎた「深爪」だったのかもしれません。
爪は伸ばし過ぎてもトラブルの原因になりますが、切り過ぎもNGです。爪の長さを白い部分に沿って丸く切っている方は要注意です。切り口を引っ張って無理にちぎって切り残し、端にとげのように残ったまま伸びてくると皮膚に突き刺さり、痛いからまた切るという魔のループに入ってしまいます。
伸ばしたくても伸ばせない場合は、テーピングで爪が食い込んでいる皮膚を下げるようにするとラクになるので、お試しください。
これまで、「靴選びが大切!」「歩き方」「姿勢」色々な足に良いことをお伝えしています。
毎日使う足を整えて、一生自分の足で歩けるように目指しましょう!