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足の学校 【“歩くのが遅い!”と言われないために】
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。
先月から年末まで4か月間は、しっかり足の知識が得られるように、身近なお話からさせて頂いておりますので、気軽にお付き合いください。
10月といえば「運動会のシーズン」ですね! 今、子供たちに早く走れる瞬足という靴が大人気だそうです。トラックを回りやすくするために足底に傾斜をつけた設計になっています。子供の頃に瞬足を履いて早く走りたかったなと思う私も、今は早く歩ける靴が欲しいです。
足のことを学ぶ前、母親に「もっと早く歩けないの?」とよくイライラしていました。「あなたも、この歳になったらわかる」と言われたセリフが、最近になってようやくわかる年頃になってきました。母は、結婚してからもずっと百貨店で立ち仕事をしていて、痛い足を我慢していたため、重度の外反母趾でした。それで歩く時も足が痛かったでしょうに、ひどいことを言ってしまいました。
歩くのが遅くなる原因
足が痛い→当たらない幅の緩い靴を選ぶ→靴が脱げそうな状態になる→靴の中で足が踏ん張る→歩くスピードが下がる…このループから抜けるために最初にするべきことは、「脱げそうな靴を選ばない」ことです。ずばり「早く歩ける靴!」のことです。でも足に良いデザインの靴はダサいのでは…? そのダサい靴を履かないために、今できることを頑張りましょう。
今の足元の状態によって違いはありますが、まず最初は、履きたい靴が履ける強い足への改善から始めるといいです。健康な体を作りたいからウォーキングやトレーニングしたいと思っているなら、歩き方を習うよりジムに行くより先に、足がしっかり使えるフィットする靴を履くことです!
一番、効果があるのはスニーカーです。正しくフィットする靴で歩くと足がどんどん変化していきます。スニーカーなら足の幅が細く引き締まっても、筋肉がついてきつくなっても、自分で紐を締めて調整できるから、いつでもベストな履き心地で歩けます。
その感覚を知ったら、次に履きたい靴を選べるようになります。踵がカパカパだと歩きにくいなとか、幅が広い靴だと、足指に力が入らないなとか。その感覚がわかるようになったら、歩く練習をするタイミングです。
皆様のシューズラックに、早く歩ける靴はありますか? 次に新しい靴を選ぶ時の参考にしてくださいね。