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【誰も教えてくれなかったフットケア】足の爪はなぜ、曲がったり丸くなったりするの?
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。2022年も少しでも多くの方の靴や足のお悩みに役立てれば幸いです。
夏休みはいかがお過ごしでしたか? 今年は多くの方が旅行に出かけたり、家族が遊びにきたりなさったのはないでしょうか。私のサロンにも3年ぶりのハワイ旅行でいらした方と再会ができました。
3年間にあった出来事を報告し合うと、お子様の成長やお引越しなどがあったりと、環境がガラリと変わった方もいらっしゃいます。そして、皆さん口をそろえて「健康が一番よね」「足が大切」と、健康志向になられていました。コロナ太りどころか一回り引き締まっていたりして、食べ物の話やエクササイズ動画の情報交換に花が咲きました。
今までサンダルしか履かなかった方も、スニーカーを毎日履くようになられて、靴を履くと指が靴に当たるので爪も気になりはじめたようです。「足の爪切り」についても、いつ切ったら良いか?とか、曲がってしまうのはどうして? と、興味を持って聞いてくださるのも嬉しいことです。
なぜ爪を切る必要があるのか、爪はどんな役目があるのか? 普段は放ったらかしにされがちな爪について、お話したいと思います。
爪は1ヶ月に約1.5mm前後伸び、根元から生え変わるのに約10ヶ月要します。夏が一番伸びます。子供も爪の成長が早いです。中指の爪は他の指より伸びるスピードが速いです。ということは、1か月に一回はカットした方が安全です。
正しい長さにカットされた爪であれば、足指に力がかかって踏ん張れるので、転倒予防になります。逆に長すぎる爪だと力が入らないので、爪が曲がって巻き爪になってしまいます。
伸ばしっぱなしの爪が靴の中で当たると爪の成長が妨げられ、上に重なるように成長し、黄色や白っぽい厚みが出る原因になります。そのような爪は、自分で切りにくく、靴下に引っかかったりして、折れたり割れたりとても危険です。
爪に障害があると歩行にも影響します。転んだり、かばうように踵重心になってしまい、体重が十分に指に乗らず、踵が痛くなったり腰痛になったりと、爪以外のトラブルを引き起こします。
爪は毎日成長しています。爪切りを忘れないようにするのがが大切です。自分で切れないほどの状態はネイルサロンやフットドクターで切ってもらいましょう。一人で悩まずにファミリードクターや家族にも相談してくださいね!