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誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して!

【誰も教えてくれなかったフットケア】O脚と外反母趾の原因は同じです

 このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。2022年も少しでも多くの方の靴や足のお悩みに役立てれば幸いです。

 今回のチェックポイントは、硬いふくらはぎです。O脚でお悩みの方の足の特徴は、ふくらはぎの特に外側が張っていて痛みがあります。外側の筋肉ばかり発達して、横に張り出しているの

で、足が曲がって見えます。硬くて動かない筋肉は、ふくらはぎがつったり、むくむ原因になります。

 解決方法は正しく歩くこと。正しく歩くことで、要らない筋肉が落ち、O脚に見せている余計な筋肉が落ちて、見た目もほっそりします。そして何より血液循環が良くなるので、夜中に足がつらなくなり、ふくらはぎに痛みも出なくなります。

今まで何故、正しく歩けなかったのか?

 O脚になる方の特徴の横揺れ=がに股歩きが原因です! かかとをつけて真っすぐ立った時に、つま先をこぶし一個分離れているのが理想なのですが、バランスが悪い方は、こぶし2個分足を広げています。広げた状態でバランスを取りながら、横揺れ=がに股歩きをするので、いつも筋肉が緊張して硬くなっています。

がに股歩きを改善するには何が必要なのか

 サイズの合っている靴をしっかりと履くだけで、横揺れ=がに股歩きを防げます。体重移動が上手くできると、つま先と膝が同じ方向へ向いてがに股を治せます。前足へしっかりと体重が乗せる事ができるので無駄に踏ん張らなくなり、足が痛くなりません。

 サイズの合っている靴を履いて頂きたいのは外反母趾の方も同様です。

 ご自身の足を「幅が広い」と思いこんでいる方も靴選びには注意してくださいね。靴擦れは、横アーチが落ちて踏ん張れなくて当たっているのが原因なのに、足が痛いのは足幅が広いから当たっていると思って「幅広い靴」を選んでいませんか? その悪循環を止めなければ、靴擦れは解決できませんよ。

 幅広い靴やソフトな靴を選ぶと靴の中では足が前後左右にぐらぐら動き、靴の内側に指が擦れたりします。余計な筋肉を使って踏ん張らないと安定しないから、足裏にタコやマメができたり、ふくらはぎが硬くなって、痛みの原因になります。

 ずっと自分の足で歩けるように目指して、足トラブルが減少するための第一歩、緩い靴を卒業しましょう!

誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して!No.103

トラブルフット専門家 比嘉 由希子

自身の足のトラブルがきっかけで巻き爪や外反母趾などのメカニズムに興味を持ち、歴史の長いドイツ式フスフレーゲのライセンスを習得。原因から改善策までの提案を行っています。現在ハワイではマッサージセラピスト、ネイリストの技術を駆使し、多くの爪や足の悩みに向き合う日々です。

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